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地球カレンダー(僕は46億歳。)

地球ブームの娘。

図書館で「僕は46億歳。」を借りています。

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46億年。

とてもとても長い年月です。

それは6歳の娘に到底想像できる長さではありません。

もちろん私にも。

この絵本は、その長い地球の歴史を1年間(365日)に縮尺して地球自らが語り掛けてくる形式。

絵本に沿って、地球カレンダーを作ってみようということになりました。

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娘が書き込んでいるのがカレンダー。

地球カレンダー1

ちびむすドリルさんの「3か月ガントチャート」を切ってつなげて巻物状にしました。

この形が「時の長さ」を実感しやすいかな?と思ったので。

初日は切り貼りの作業で終了。

「1年もとても長いのね…。」

ここに、絵本を読みながら地球の歴史を書き込んでいきます。

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地球カレンダー4

1月1日が地球の誕生日になります。

ジャイアント・インパクト。

そして月の誕生。

「体の一部が飛んでいくなんて、地球は痛かったでしょうね。」

海ができて、陸ができて。

ラン藻が酸素を作り、地上を満たします。

「植物は酸素を作るから、森が気持ちいいのね。」

7月はスノーボールアース。

地球は火山活動を活発化させ、ピンチを脱します。

「風邪をひいてお熱を出すみたい。」

それ以降、様々な動物たちが地球上に現れそれぞれの時代を生きていきます。

海の生き物が陸に上がり。

自ら離れて暮らすようになり。

「始まりは、みんな一緒ね。」

地球カレンダー3

12月26日に恐竜が絶滅。

「恐竜がいなくなったのも随分最近なのね…。」

12月27日には哺乳類の時代が始まり。

人類が台頭してくるのは大晦日。

「おじいちゃんの、おじいちゃんの…の本に書いてあったとおり、ほんとにサルだったのね。」

※ユーモアたっぷりだから嘘だと思ってたらしい。

地球カレンダー2

大晦日の出来事はカレンダーに書ききれないので、24時間時計の表に。

4大文明ができたのは午後11時59分。

産業革命で機械や電気を手に入れたのは午後11時59分59秒。

つまり私たちの一生は、地球の長い歴史から見れば瞬きするにも満たない短い時間。

「随分短い時間に人間は地球を汚しちゃったのね…。」

 「お片付けの苦手な私みたい。」

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学びはいつも遊びの先に

初めて知る言葉を解説しながら時間をかけてじっくり読みこんだので、本好きの娘も最終日はさすがに疲れが見えました。

読んで書き込む単純作業(娘は単純作業が苦手)。

よく頑張ったと思います。

「46億年、色々あったね。」

「ピンビーズがいくらあっても足りないね。46億。」

金ビーズ2

※ピンビーズ:モンテッソーリ教具「金ビーズ」の手作り代用品。

とても沢山の情報の入った絵本だったので、感想らしい感想は出てきませんでしたが、カレンダーに出来事を一つ一つ書き込んでいきながら、沢山の事を感じたようでした。

改めて太陽系から始めた娘の「地球の研究」ですが、今回の活動を通して初めて「生き物」に興味を持った様子。

「【とりになった きょうりゅうのはなし】も、また図書館で借りたいな。」

※今回の本は鳥類については、あまり触れられていなかったけれど。

地球の変化とともに生物たちが海から陸へ、そして水から離れて…という流れが面白かったようなので、そろそろ生物分類の課題に取り組むタイミングかな?と思いました。

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今まで読んできた物語を、こうして改めて大枠を知ることで「もう一度読みたい」と感じられる娘の感覚がいいなと思います。

「視点が少し変わった」という感覚なのかな?と。

説明文であっても、求めているのは知識ではなく「物語」

彼女にとって大切なのは「心を動かすこと」なのでしょう。

「何か」を得た今、前に読んだその本は彼女に前回とは違った感動をくれるのでしょう。

知識と感動は常にセット。

こうして、子どもの心の動きに寄り添って色々な活動を楽しめるのもホームスクーリングの良さだなと思います。

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