みんなで「自由研究」
今、ブログでこんな呼びかけをしています。
タイトル通り「自由研究」の呼びかけです。
みんなで桜の開花を追ってみませんか?という「遊び」。
今回は、これについて私の想いを少々書かせていただきます。
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学びはいつも遊びの先に
これは我が家の…というか、私が子ども達とのホームスクーリングの日々を過ごしていく上での一つのテーマです。
「遊び」というと思い描くイメージは個人差が大きいのですが、私の場合は「遊び」と「学び」に境界線を作りたくないという思いから、あえてこの言葉を使っています。
何となく「学び」は大切にされるのに、「遊び」は大切にされない風潮を感じて生きてきたからだと思います。
私はいわゆる「学力」も大切だと思っていますが、同時に「遊び」「生活経験」等のベースが整っていなければ、せっかく勉強をして身に着けた「知識」を「知恵」として人生に活かすことは難しいとも思っています。
だから、境界線も優劣もつけたくないのです。
そして、学びが敷居の高いものであってほしくない。
遊びの延長で気軽に、感覚的に色んなことを学ぶ…というのが理想的かな?と考えています。
※娘の中では「楽しい遊び」でも、こういう活動は「勉強」と言われる事も多い…。
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「自由」な「研究」
わが家の娘は毎日が「自由研究」です。
本を読み、課題(やってみたいこと)を見つけ、取り組む。
まさに「自由」な「研究」。
この繰り返しです。
それは工作、実験、調べもの、料理、観察…様々なジャンルにわたります。
遊んでいるだけ…と言われれば反論の余地は全くありませんが、現段階において3Rs(読・書・算)に関しては同年代の子ども達に劣る…という印象はありません。
勿論、「課題を見つける力」を幼少期に身につける必要はあります。
けれど、課題さえ見つけられれば「遊び」や「学び」のネタは生活の中に無限に転がっているし、それを自在に広げたり深めたりすることが可能です。
テストでミスなく得点できるテクニックはないけれど、苦痛も、「学びを嫌いになるリスク」も負わずに遊びの中から学べる…というのはメリットが大きいと個人的には考えます。
これは本質的に公立学校の「総合的な学習の時間」と同じ。
ただ、娘が見つける課題は基本的に壮大です。
まだ小さいから「私は何でもできちゃう!」と思ってしまいがち。
そして、大人のようにスマートに問題解決にたどり着けるケースは非常に少ないのが現状。
だから時間が必要です。
ホームスクーリングには、その「時間」があります。
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「きっかけ」はいつも近くに。
「自由」な「研究」はとても楽しい活動です。
そして。
この活動はホームスクーラーでも、ホームスクーラーじゃなくても、「課題を見つけるコツ」や「自分が楽しめる遊びにアレンジする方法」のコツが分かれば、アレンジ次第で生活の中で「自由」な「研究」は楽しめるものであるはず。そう、誰でも!
お金が無くても、時間が無くても。
「公教育」の外に出るリスクを負わなくても。
そうやって枠の無い遊びや学びを楽しむ人が増える事で、ホームスクーリングを選択している私達のような家庭の子ども達にも「繋がり」や「一体感」を感じられるメリットが生まれます。
「繋がり」の為に、無理に「リアルな所属」を求める必要もない。
みんなが気軽に「やってみようかな」と思える事は何だろう?
そう考えて、今回テーマは桜にしました。
桜の開花前の観察は毎年子ども達と楽しんでいたけれど、それを少し家庭から出て広げた感じです。
みんなでワイワイお花見する気持ちで、気軽に取り組めたらいいな~と。
私もブログで少しだけ「遊び方」の提案はしましたが、基本的には各ご家庭の事情に合わせてオリジナルの楽しみ方をして欲しいなと思っています。
・遠くの知人に想いを馳せる。
・ちょっと自然に近づく「きっかけ」にする。
・日本地図を眺めてみる。
・「お花見」を楽しみにしつつ「お菓子」や「お弁当」の研究をする。
・散歩に出かける習慣をつける。
・自分の観察樹の開花予想を立ててみる。
・気象庁発表の開花宣言と比較してみる。
・夏休みの宿題の布石にする。
ベースは「桜を眺める」ただそれだけ。
そして、一緒に桜を眺める遠くの「誰か」の学びから、楽しそうな「遊び」や「学び」のエッセンスを分けてもらう。
例え、タイミングを逃してしまったとしても
「来年は我が家も、あんな風に楽しもう♪」
そんなきっかけに出会えたら、次の桜を待つ1年間は今までとは少し違う時間になるんじゃないかな?
※もし興味を持って頂ける人がいらっしゃれば、一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。(下のブログ記事(QRコードの方)から、自由研究のチャットルームに入室できます。)
学びはいつも遊びの先に
みんなで桜を愛でましょう♪
※白地図をダウンロードできるサイト等。
※桜を待つ期間の「きっかけ本」
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