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【アズ企画】決算補足説明資料の作り方

こんにちは!
アズ企画設計 IR担当の神部です。

今回は細かいことですが、改めて発信したいと思ったことを記事にしました。
Xでお伝えすることも可能だとは思ったのですが、情報として蓄積しておいた方が良いと感じたのでnoteで残しておきます。


1.テーマ

さて本題です。
決算補足説明資料はどういった方に向けて作成しているのか?ということを改めてお伝えしたいと思います。

結論から申し上げると、「当社のことを初めて知っていただいた投資家の方」となります。

こうやって言葉にしてみるとごく当たり前のことを言ってるようにしか見えませんね笑
ではもうすこし言葉を割いて説明していきます。


2.前提

当社は東証スタンダード上場企業で、時価総額は約23億円と小さい企業です。
ですので、当社の認知度はかなり低いものだと考えています(なんなら割と本気で3,900社中3,900位くらいには思ってます笑)。

と、いうわけで当社の決算補足説明資料を読んでいただいた方は大抵「はじめまして」の方だと思って資料を作っています。
毎回かならずチェックしていただいている方も少なからずいらっしゃるとは思いますし、その方は本当に有難いのですが、当社の資料をご存知の方ならばある程度読み飛ばすことも可能かと思います。
(私自身も毎四半期確認させていただいている会社さんの資料はかならずチェックするページと流し読みするページがあるな、と実感してます。)


3.意識的に行なっていること

こういった前提をもとに、大きく下記2点を実行しています。

①文章は省かない
図や表だけのカッコいい資料は作らない。図や表の意図する部分まで文章で説明を入れる。前提条件があるのであればそれも書く、もしくは書いてあるページへの誘導を入れる。

②会社概要については、webページなどに説明を頼らない
Appendixに会社情報だけでなく、創業者の紹介や事業内容、当社の特徴などの情報を掲載する。

ちなみに①については説明会の台本みたいになっている部分もありまして、表を見ればわかるようなことを書かないで欲しい、というようなお声があるのも確かです。なんなら文章が長すぎるページもありますしね。(そういったこともあるので以前は説明のほとんどないカッコいい資料を目指していた時期もあったりします。)
ですが、「はじめまして」の方が初めて読む資料だと考えると、説明が落ちている資料の方がもったいないかな、という風に今は考えています。

特に文章量が多そうなページ (決算補足説明資料より抜粋)

また、②については「はじめまして」の入口が決算補足説明資料ということもあると思います。そのうえで、自社webサイトにまでわざわざ足を伸ばしていただくのも大変だと思いますので、ある程度"以上"のことを記載しているつもりです(あくまでつもりですが)。

来歴ではなく生い立ちなんかも記載してます (決算補足説明資料より抜粋)


4.これらを踏まえて言えること

意識的に行なっていることを踏まえていただくとわかるのですが、当社の資料は文章量が多いです!
また、一見全く必要なさそうなページもあります。
しかし、どんな「はじめまして」の方にお読みいただいているかわからないからこそ、その方々を大事にしたいと思っています。

前述のとおり、既に定期的に確認してくださっている方には申し訳ないとは思いつつも、ある程度読み飛ばしていただける箇所もあると思いますので、そちらの方はそれぞれでご判断いただけると幸いです。


それから加えてお伝えしたいことが1つあります。
私たちは上記のとおり考え、今の資料を作成していますが、「もっとこうした方が良いよ」というご意見がありましたら教えていただきたいです。
独りよがりになってしまっていては意味がありませんので、そういったご指摘を頂けると大変有難いです。カジュアルにコミュニケーションをさせていただくことこそが、noteを始めた目的でもありますので。



さいごに

これまで書いたことについては”当社は”という位置のお話ですし、各発行体さんのステージによって異なると思いますので私の言っていることが正しいというものではありませんのでそこは最後に強調しておきますね。
もしかしたら数年後には当社資料もスタンスが変わっているかもしれませんし。

また、前述のとおりIRについてご意見・ご感想などございましたら、当社webのお問い合わせ窓口やXのDMからその旨をお寄せいただけると幸いです。こんなIRやってほしい、などもお気軽にご連絡いただけると幸いです。

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