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テレワークと大学院生活と人との繋がりと

関東の方で大きめな地震があった

この地震で帰宅が難しくなった人が多く出たと報道があった

それに対する一反応として見られたのが
「日本は災害が多いからテレワークを標準にしたらどうか」
「せっかくテレワークに移行していたのに なぜまた出勤をしているのか」

ごもっともな意見ではないだろうか
実に合理的である

だがそれはあくまでそう捉えている人がいるということ
反応の一例・一側面であるはずだと思った

今回はテレワークに関する人たちの意見に触れる中で感じた
人との接点が少ないこの状況下の大学院生の話を交えて色々考えた話です

テレワークと人との繋がりと

合理的な側面は突き詰めていいことはあるだろう

だがテレワークがスタンダードになったり

選択制で選べるようになったとしても
同様に出社するという働き方も残るべきではないかと思っている

その理由として人との繋がりが持ちにくくなるから

会社に友達を作りに行っているわけではない
仕事は別に馴れ合いではない

そう思う人もきっといるだろう

そもそもテレワークに移行したからといって
人との繋がりがなくなるわけでもないはずだ

だがそのように反論されたとしても私は食い下がらないだろう

大学院生活と人との繋がりと

私が食い下がらない理由を述べよう

それは私が今大学院生として1人で過ごしている時間があまりにも多いこと
そして人との関係を他の人と比較して相対的に持っていないことから
人とのつながりをより評価し 大切にしていることと関係するだろう

それに気がついたのも最近私が友人に1つ相談したからだ

「人との接点を持ちたいと思う衝動に駆られる時がある 
似たような感覚になったことない?」

と尋ねた

友人はそれに関して私の説明が抽象的だったこともあり
否定的な返答から入った

だけど私が話を進めるにつれて1つ疑問を投げてきた

「最近あまり人と話していないんじゃない?」

何言ってるんだろうこの人と一瞬思い固まったが

「確かに」と思った

私が普段話すのは基本的に対等な関係ではない
教授に大学の職員 大学の学部生たち
内定先の社員さんに買い物先の店の人とか

最近どう?とかそういった真っ新な関係で話すことはなかった

大学院の同期たちは基本的に大学に来ない生活を過ごしており会うことがほぼない

大学の同級生たちは仕事のコミュニティが中心となった生活に移っている人が多く
高校の同級生も就職したか6年制大学の6年目とかだ

その人たちは自分と話す機会などほぼない

「確かに最近人と話していないな」

だから自分は「人と接点を持ちたい」という気持ちに駆られたんだと思った

単純に人の近況を聞くことが好きで
より人の深い話を聞くことも好きで
自分の話も適度にできる

そんな経験を久しくしていなかったことに気付かされた
大学にいる時は当たり前にできていた環境たちだ

それを今は持っていないそれに気づいた

私の知らない人との繋がり方

私自身人との新しい関係性や人との接点を持つことにおいて職場や学校が必要である

そう言いたいわけではない

うまく言えないが人との接点を持つ必要がないと感じる人もいれば
きっと職場や学校などがなくても人と接点を持てる過ごし方や立ち回りができる人がいるはずだ

一方で自分は人との接点を求めているが
学校に人が来ないとその接点が持てない人だ

自分のような人のために会社や学校という環境は残しておくべきだと私は考えている

だがこの考え自体も自分中心だなと思うところがある
じゃあ自分が変わるとなった際に参考になるのが上で述べた2つのうち後者の人

つまり自分の本分であるコミュニティ以外で人との接点を持っている人の過ごし方にすごい興味がある

高校や大学を含めた過去の関係が蓄積した結果
今の環境に依存することのない過ごし方が実現できているのか

はたまた日々 様々なコミュニティに身を置いているからこそ人との様々な接点があるのだろうか

自分にとって人との繋がりは

結論私は 合理的な選択肢は選べるべきだと思う
同時に非合理的な選択肢も残しておくべきだと思う

この考えはあくまでもこの情勢下で同じ環境にある人に会えず
そして話すこともほとんどできていない学生の私が考えたもの

だから働き始めたことで考えが変わるかもしれないし
自分が人との接点をうまく持ち続けられるようになったら変わる可能性がある

少しこのnoteには鬱憤をぶつけたかった

今周りに人との接点を持てている人も今の環境ありきで成り立っているかもしれないだけではないか

私も2年前まではこんな立場になるとは正直思っていなかった

人と接点を持てることはありがたいことのはずなんだ
それを絞り出すような嫉妬まみれの声で言いたかったんだ


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