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時間が共通点を減らし きっと同期もいなくなる

社会人2年目。同期との飲み会。
変わる立場。変わる待遇。変わるライフスタイル。

以前上司が言っていた、
「大切なのは同期じゃなくて同僚」という言葉の意味と重みを感じ始める。

同期は職場に対して不満を持っていた。

その内容自体、理解は十分できるものだった。
想像もしやすく共感もできるものだった。

その中で同期の口から転職という言葉が出た。

自分の行動によってその不満が解消できるなら、
きっとそれは一つの解決策なのだろうと思う。


その中で感じたのはちょっとした寂しさと孤独だった。

今は同じ会社に勤めている同期という共通点があり、
仕事上での待遇が似ているという共通点があり、
独身という共通点があり…

それらの共通点があるからこそ、
今こうやって話せているだろうと感じてしまった。

仕事を転職したら共通点が1つなくなり、
昇給や昇格で差が出たら共通点が1つなくなり、
誰かが同棲や結婚などしたらまた共通点がなくなる。

その時に今日と同じ会話ができるだろうか。
そう思った。いや、そんな未来はないと思ったのが正解だろう。


早い時期から昇給と昇格を繰り返した上司は言った。

「自分に入社した頃のように話す同期はもういないし、
同僚との関係構築の方が大切だ」と。

同じタイミングで新卒として入社した同期と
共通点が「新卒で同じタイミングで新卒として入社した同期」
以外無くなった時、きっと上司と同じ立場になるんだろうなと思った。


今の同期と入社した頃のように過ごすことができるのは
思っているよりずっと近い話で、きっとあと限られた回数だろう。

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