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男性のフェミニストって何を思われるでしょうか

最近とても簡単だが化粧を始めた
ちなみに筆者は男性です。

これまでnoteで意図的に性別が推測できる文章は書いてきませんでした。
理由は変なフィルターをかけられたくないから。

純粋に1人の人間がこんな考え方を持っている
と受け取って欲しかったから。

性別とフィルター

そのフィルターとしてあげられるのが次のようなもの。
男性目線で述べます。

「男の子なんだから泣かないの」
「男なら女より稼がないとみっともない」
「男だから…」

何言っているんですかね。これ。

男でも泣きたくなる時はある。

女性より稼げないからみっともないとかどういうこと?人として尊敬できる人なんてたくさんいて、その人が金銭という形で評価されていて何がおかしいのか。

むしろ女性の方がこの手の話は多いかもしれない。

「女の子だから〜」「女らしく〜しろ」

百同じとは言わないがこの違和感と理不尽が大嫌いである。

男でフェミニスト?

フェミニストと聞けば女性の権利平等を謳うものが真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないか。

あるいは、一部の権利平等運動とは関係ないように見える自称フェミニストか。

先述したように「男だから〜」と言われることによる生きづらさを個人的に感じている。

例えば就職活動。学部生の時に航空業界の接客系の採用選考を進んでいたが、進めば進むほど男性の居辛さを感じていた。具体的に「女性の仕事である」という印象や、待遇面で「将来の稼ぎに不安を感じた」という点があげられる。

結構偏った、かつ稀な例を取り扱った自覚はある。

だけど実際に「ここはまだ女性の職場という認識が強いんだな」
と思った記憶が強く残っている。
(実際入社していないので、推測止まりにしておく)

女性はそこまで男性の居心地の悪さについて考えていないかもしれない。

しかし、結婚の意識調査などを見ると性役割だのが押しつけられている、
共働きが増えたと言っても、まだ社会的規範が残っていると感じざるを得ない。

そこを少しでも解消したいという思いで、私は勝手に男性フェミニストを名乗っている。運動している訳でもなくそういう立場を名乗っている程度だ。

化粧を始めてみた背景

「女性は〇〇だから大変だ〜」
と言う話はよく聞く。

その一例が化粧だと思う。それまでは表面上大変なことに対して同意していたし、したくない人はしないことが許されるような社会規範が形成されたらいいのにと思ってきた。

そういう「女性だから〜」という社会的規範がなくなるだけでもある種男女の平等というものに近づくと思う。それをどれだけの女性が望んでいるのかは知らないが…。

社会的規範がなくなるならその方が個人としては楽だが、
自分から寄り添ってみることも大切かなと思って化粧をしてみることにした。

自分のような行動を1人でも多くすることによってそれこそ社会的規範の変化につながるのではないかと少し思った覚えもある。

実際化粧をしてみて、抱いた感想はいくつかあった。
それはまたの機会に書こう。

生きづらさと社会的規範

昨日オリンピックに関するデモがあったと報道があった。

私個人としての考えだが、デモ自体を否定する気は全くない。
加えて今デモに対して物申したい訳ではない。

ただデモそのものへの否定的意見として、「デモに参加していること自体日本人の恥」とか「日本人らしい抗議の仕方をしろ」というものが見られたことに違和感を覚えた。

私自身性別や国籍というカテゴリーに対する社会的規範による制約が、一種の生きづらさを生み出しているのではないかと考えている。

繰り返しだが、「男だから〜」「日本人だから〜」が本当に嫌いだ。

カテゴリー、定義から膨らんだ社会的規範というものが変わるのに、3世代(60年)ほど変わると主張する者もいる。内部から下層からそう簡単に変わるものではない。

変わって欲しいと願いつつも変わらない現状に対して、ちょっとした行動を起こした話とか自分の考えとかを少し感情的に述べさせていただきました。


〈余談〉
「男性のつらさの構造」という多くの反響があったと推察できるnoteがある。
勝手に引用はしないので、興味のある人はそちらもぜひ。


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