Tranquiloな生き方って大事

“Tranquilo”(トランキーロ)

意味はスペイン語で「落ち着け」「焦るなよ」

この言葉は、僕が尊敬している人物の1人である、新日本プロレスの内藤哲也選手がよく使われている言葉です。

夢に向かってただまっすぐに、ひたむきに、全力で突き進んできたけど、チャンスをなかなかモノにできなかった内藤選手だからこそ、この言葉に重みがあるんだと、初めて聞いたときに感じました。

内藤選手のように、心が折れてしまってもおかしくない状況の人はたくさんいると思うんです。僕もその1人です。僕は脱力するということがなかなかできないタイプの人間です。全力で走り続けるけど、給水ポイントで水を受け取る余裕が無くなるほどに前しか、自分のことしか見えなくなってしまうのです。結果、そんな人はいったいどうなるのか?

ゴール前で、タスキを繋ぐ前に、いや、そんな状況とは程遠いまま、確実に倒れてしまいます。何も成し遂げられないまま倒れてしまうことほど、悔しくて情けないことはないと思っています。

1つ前の投稿で書いた出来事がまさにそんな状況でした。糸がほつれているという状態に、誰にかもわからないけどSOSを出している状態に自分で気付けないまま、周りが見えないままガムシャラに走り続けた結果、盛大に倒れました。

覚悟を決めて頑張ることはもちろん大事ですし、生きていく上で必要不可欠なことだとは思います。しかし、頑張ることと無茶をすることは全くの別物です。ペース配分を間違ってはいけません。スタミナを回復するために減速したり、水分補給をすることも大切です。

自分が無茶をしようとしているか、既に無茶をしているのかどうか、それは自分が思っているよりも案外簡単に表に出ています。「頑張っても結果が伴わないから、自分はもっと頑張らなきゃ!」と思った時にこそ、1度立ち止まって自分の状態を確認してみてください。「まだ頑張れる!」と思っていたら、自分を奮い立たせようとしていたら、それは危険信号だと思ってもいいです。もう一頑張りする前に、しっかりと自分の心身のメンテナンスをしましょう。

ゴールに向かって誰よりも早く突っ走ろうとせず、焦らずに確実な1歩を積み重ねていくことが大事です。人生はレースではありませんから、あなたが決めたゴールに、あなたが確実に到達出来るスピードで走りましょう。

「諦めなければ夢が叶うとは言わないが、諦めなければ光はある」

この言葉も内藤選手がおっしゃっていた言葉です。緩やかでもなんでも、自分のペースで走っていれば、また別の道が見えてきて、自分が思い描いていた理想とは違う形でも、最後に確実にゴールテープを切れれば良いんです。

自分だけのゴールを、時には立ち止まって休憩して、しっかりメンテナンスを怠らずにして、自分の無理のないペースで目指しましょう。

“Tranquilo” 焦らずに、走っていきましょう。

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