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米津玄師と10年。

10年。10年である。いつもの日課で日刊ボーカロイドランキングを見ていて、たまたま「clock lock works」がランク入りしていて、何となくサビが気に入って動画へ飛んでとりあえずマイリスして、それからほぼ10年。やべーな、ホンマ。

何の話かっていうと「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」がもう本当に衝撃だったって話なんですけど。

セトリはもちろん、大型モニターや照明演出、パフォーマンスも含めて過去最高オブ最高なライブだった訳なんですが。

それ以上に衝撃というか、今までのライブではほとんどが10代~20代のファンが中心だったのが、ベビーカーを押してる若い夫婦に、小中学生の兄弟を連れた母親に、50過ぎの熟年夫婦と、ライブに来た年齢層がめちゃめちゃ幅広く、数年前はライブハウスのツアーやってたのがいつの間にかメジャーのポップスターに上り詰めた感があり、どう見ても初めてライブに来たようなファンがチョー多い。君のことだぞ少年。初ライブが米津玄師?めちゃめちゃ羨ましいぞ、おい。

10年だぞ、10年。「マトリョシカ」で大ブレイクして「すっかり有名Pになっていい気になりやがって……ケッ!」とか思いながらこっそり買った自主製作アルバムで当時未投稿だった「パンダヒーロー」を聴いてひっくり返ってからほぼ10年。だれか電撃のインタビュー記事覚えてる人いる?あの頃のインタビューめちゃくちゃ貴重だぞ。


米津玄師のファンじゃないんですよ。ファンじゃなくて「何となく趣味が似通ってそうだけど話しかけず仕舞いだった同じクラスの男子生徒」だったんですよ米津玄師は。いや比喩なんですけど。比喩なんだけど、「若者に人気のメジャーアーティスト」でも「シンデレラストーリーのポップスター」でもなく「同じクラスの男子生徒」だったんですよ米津玄師は。やばいな。こうやって文字に起こすとすげえ乙女思考みたいだ。でもマジでそう思ってるし人生の3分の1はハチと米津玄師を聴いて過ごしてきたから仕方ない。

10年。学生時代はマジで何者にもなれないと思っていたのに、なんだかんだ社会人になって、大なり小なり不満はあれど今までの人生の中でだいぶマシな日々を過ごせるようになって、その間にハチは米津玄師になり、メジャーデビューして、ライブをやるようになって、タイアップ曲も増えて、そして紅白に出場して、すげーな、人生。

おい!ここにいるからな!10年間つくった曲聴き続けてるやつ!同じクラスだったけど話しかけられず仕舞いだったやつ!偶然ランキング動画で知ってまさかここまで長い付き合いになるとは思わなかったやつ!もうだいぶ酒入ってろれつ回ってないけど、応援してるからな!これまでも!これからも!

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