ニンジャスレイヤー フロム マイアイチユーンズ2018
よくきたな。
おれは日々人なみ以上に映画、漫画、音楽などをたしなんでいるがそのことをいちいちツイッターとかにアップしたりとかはしない。なぜならおれにとってそれらは日々の身を削れるようなタスクワークで消耗した体力を補ういわば栄養であり、わざわざインスタとかにアップするような非日常の体験ではないからだ。おまえは会社の休憩時間にレッドブルやモンスターエナジーの写メをとっているやつを見たことがあるか?そういうことだ。
おれは映画の感想をシェアーとか、「ライブ体験を共有した俺たちは最高の仲間…Friends…」とかいうことを否定するためにわざわざこんな前置きを書いたわけではない。この社会はストレスフルな満員電車とか無意味なパスワード更新とか提出したまま永遠に回ってこない稟議書とか、そういう虚無に満ち溢れていて、日々体温を奪われていく。おれたちは疲れ果て、なにもやる気が出ず、次の日に備えただひたすら眠る…そうした生活サイクルの末に待つのはFPSのプレイングテクニックを磨くのをやめ、確率の世界に支配されたソシャゲのガチャに課金する冷たくなった自分じしんだ。
先に書いたように、おれが日々映画をはじめとするエンターテイメントを摂取するのは、人間の感性に薪をくべ、冷たくなり、人間性を失った存在にならないようにするためだ。
だが時折、異常に火力が強まり…最近ではバーフバリとか劇場版ガルパンとかでだ…炎が燃え盛りエキサイトすることがある。その時初めておれはこうして文章をタイプし、ネットの海に放流するのだ。
だがしかし、タイプしているあいだに己の炎が弱まり、「こんな文章をアップして何の得があるのだろうか…youtubeで動画ザッピングしていたほうが楽しいのではないか…」などといっしゅん影がよぎる時がある。いわゆる虚無の暗黒というやつだ。おれがいままでこんな文章を書いたのは、この虚無の暗黒と戦う際に流すのプレイリストを紹介するためだ。かつてピックアップという形で記事にしていたが、今回は改めてプレイリストの全曲を挙げることにした。
このプレイリストはかつて放送していた非常にこうふんするアニメ「ニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨン」に強い影響を受けて曲選がなされており、
アニメ放送終了後も大きく曲目が変わることなく、過去におれが強大な虚無の暗黒と戦った際も、スターロードが母から受け取ったカセットテープのように
おれの心の支えとなった。
これから曲目を並べていくが、記事内に動画を埋め込むようなことはしない。
これはおれの完全な主観だが、わざわざ見知らぬ人間の記事に埋め込まれた動画を見るやつはいない。それは観光地であからさまにキョロキョロと周りを
見渡すことと同意義であり、そういうやつはあっという間にご当地土産やTシャツ、ペナントなどあとで「どうしてこんなものを買ったんだろう…」と後悔するからだ。油断ならないやつなら何食わぬ顔で周囲に溶け込み、自分自身にとってビビッときたものを己の手でつかみ取るだろう…目の前に用意された再生ボタンをクリックせずに自ら糸を手繰り寄せるようにだ。だがおれはそういう油断のならないやつ以外にも手掛かりとして公式にアップされている曲にはリンクを貼ることにした。
おれはおれ自身のために虚無の暗黒に対抗する銃をここに残しておく。お前がこの銃を手に取ろうとどうしようと、お前の自由だ。
1.In The Rain/上妻宏光
おれの中でのニンジャスレイヤーアバンタイトルだ。
2.ANOTHER PERFECT DAY/BOOM BOOM SATELLITES
BACK IN BRACKが発表になるまでのおれの中でのニンジャスレイヤーOPだ。
3.プレリュード・ゼン ニンジャスレイヤー:ナラク・ウィズイン/藤澤健至
非常に熱い曲だ。困難なことや理不尽に立ち向かうときに脳内で流れる。
4.キルミスター/Boris
この曲によってこのプレイリストが誕生した。
5.FLASHBACK DISCO/電気グルーヴ
サイバーパンクに電気グルーヴは不可欠だ。
6.Musical Chairs/METAFIVE
現代に生まれ出でた最高のテクノポップだ。
7.ブッダコスモス(オペレーティング・ジ・オブツダン・コックピット・オブ・ブッダロケット・リミックス)/ぶっちぎりP
80年代リバイバルのテクノサウンドはおれにとってチューブの中を走る未来の車に等しい。
8.ライオンマン/ちゃぁ
ネット発の音楽もニンジャスレイヤーのマインドとマッチしている。
9.Theme for Scanty & Knee Socks(パンティ&ストッキングwithガーターベルト)/TeddyLoid
ブーブス好きならパンストは見ておけ。
10.Retro-Nitro-Girl/小倉久佳音画制作所
ポップでサイバーなサウンドだ。
11.嬢愛自由 Free the Love(DARIUS THE OMNIBUS -世代-)/ZUNTATA
ネコネコカワイイのイメージはこの曲だった。
12.歌舞伎町の女王/DAOKO
猥雑なネオン街が目に浮かぶようだ。
13.Jazz In Parallel World/Asian Melancholic
ジャズの定義なんてどうでもいい。お前が思ったものがジャズでいい。
14.Locomotion, more! more!/the pillows
最高のロックンロールだ。
15.劇場支配人のテーマ/THE PINBALLS
メジャー邦ロックにはないシニカルさがある。
16.サヨナラ! フラッシュバック/カラスは真っ白
ケミカルでハッピーだ。解散は非常に悲しい。
17.Enigmatic Feeling (PSYCHO-PASS サイコパス2)/凛として時雨
等身大のティーンの焦燥感だ。
18.Ganges-Fox/8otto
8ottoの超絶カッコいい曲だ。
19.NINJA SLAYER/Electric Eel Shock
実質ニンジャスレイヤー2期オープニングだ。
20.Kamikaze Remix(RIDGE RACERS 2)/SamplingMasters AYA
ブッスピを思い出す。
21.Samurai Rocket(RIDGE RACERS)/Kohta Takahashi
バイクに乗るニンジャがカッコ悪いわけがない。
22.M.BISON STAGE(STREET FIGHTER Tribute Album)/古代祐三
これはシャドーコンを思い出す。
23.DIE meets HARD/凛として時雨
PVを見ろ。話はそれからだ。
24.VISIONNERZ(ダライアス外伝 ~THE LAST KISS~)/ZUNTATA
電脳空間であり、サイバーパンクだ。
25.泥の雨/人間椅子
人間椅子はアニメイシヨンを見ていなければ知りえないバンドだった。
26.白虎野の娘(パプリカ)/平沢進
ヒラサワそのものがサイバーパンクだ。
27.Door/EGOIST
倦怠的なサイバーパンクも必要だ。
28.Memento Mori/Boris
このプレイリストのインタールードだ。
29.異形ノ末路 Arranged by ATOLS(NieR:Automata Arranged & Unreleased Tracks)/ATOLS
これは第3部のアマクダリディストピアに近い。
30.mountain of Forma/ziki_7
これは第2部ザイバツアトモスフィアだ。
31.SANTI-U(MACROSS PLUS)/SHARON APPLE
次の曲とセットだ。
32.INFORMATION HIGH(MACROSS PLUS)/SHARON APPLE
このプレイリストの核心に近い。
33.KIMERAⅡ ~第二世代~(G-DARIUS 未・来・完・了)/棚橋UNA信仁
キーワード:「地球外生命体」「人工物との融合」「生命の誕生」
34.Christmas In The Silent Forest(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX)/Ilaria Graziano
メリークリスマス・ネオサイタマ。
35.All Along The Watchtower/Jimi Hendrix
映画ウォッチメンの終局で流れる曲だ。
36."Libera me" from hell(天元突破グレンラガン)/tarantura & 笠原由里
ここからはノンストップでアガり続ける。
37.Before my body is dry(キルラキル)/小林未郁
最高にエモーショナルだ。
38.Life in Ash/The Frequency
新曲を出してくれ。
39.DADDY MULK(GALLERY ~オブジェ~ the VERY BEST of OGR)/OGR
ニンジャが邪悪な独裁者を惨たらしく殺す。
40.BACK IN BLACK/BOOM BOOM SATELLITES
最高にクールなロックだ。
41.Hey Everyone/Boris
アンセムだ。
42.Farewell(ブレードランナー)/Vangelis
エンディングだ。