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うつ病は本当のじぶんを教えてくれた

こんにちは。あざらしです。
毎日暑いですね…
何もしてなくても疲れぎみだったり
イライラしたり
なかなかしんどい時期ですね。

そんな時期なのになんで
いつもどおりできると思っちゃうんですかね。
もっとちゃんと○○しなきゃとか。


暑すぎる寒すぎるも、りっぱなストレス!
意識してサボり…じゃない(笑)
じぶんを大切にしていきましょうね。

できることしか、できないもん!

じぶんへの戒めでした。(笑)



さて、私は10年ほど前に一度うつ病と診断されたことがあります。
そして1年ほどで寛解しました。

この「寛解」という言葉、ごぞんじですか?(「かんかい」と読みます。)

今、うつ病は回復しても「完治」とはあまり言わないそうです。
そのかわりに出てきた言葉がこの「寛解」です。

寛解・・・「病気の症状が一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。」
             (デジタル大辞泉より)

どういうことかというと、
うつ病は一度回復してもまた何度も再燃しやすい病気だということ。
なんなら、病気というより心身の状態というほうが
なんだか私はしっくりきてしまいます。


充電池みたいなもんですから。
前と使い方が変わらず酷使すれば、
また、0%になってしまうということです。


以前のnote「うつは甘えって」でも書きましたが、
そもそもうつ病は抑うつ状態が長期間続くことにより
最終的に診断されるものです。
(双極性障害はもう少し複雑なので、ここでは入れないこととします。)

誰だってそうなる可能性をもっている。
該当するかしないか今は微妙な人だって、
同じ状況が続けば、
いつかはその時がきてしまうかもしれないわけです。






でもあのころ私はずっと
うつ病になったじぶんを責めていました。

わたしが弱いからだ。って
わたしがぜんぶ悪いんだ。って
ずーっと思っていました。


やらなきゃいけないことは山ほどあるのに
体も頭も動かなくて、
子どもたちにも、
私がお母さんでごめんって思ったり
旦那さんにも、
見限るなら今だよって思ったり。

ずっとこのまま
こんな人生が続くのかと絶望しました。



本当に。
あのときのような状態にはもう戻りたくないです。


だから、すごく気をつけるようになりました。

日々の体調、不安や焦りはないか、
不快感や違和感など…
じっくり味わえばわかる
自分からのSOS。

忙しすぎてアドレナリンが出ていたり
つらさを押しこめてマヒしてしまうと
なかなか気づけなくなってしまいますが

すごくすごく大切なことです。


だから、今の私は
このスピードのはやい世の中とはズレている
ゆっくりもたついた人なのかもしれません。
まわりから誤解をうけたりもするのかもしれません。

でもそれでも
じぶんのなかの違和感にひとつひとつ向きあい
心地いいを大切にしていく。

それがうつ病の再発を
予防してくれるとわかったから。


まぁ、とかいいつつ。
人の目が気になってしまうじぶんは
まだ簡単にはいなくならないので
毎回葛藤していますが…

それでもうつ病になる前よりは
自由な気持ちがふえたし、
自分で選べるようになってきました。

何よりうつになる前のじぶんに
あんまり戻りたくないんですよね。

今なら、あの頃のじぶんが
いかにじぶんを無視してきたかわかる。

大きな病気をした人って、
価値観変わったり大切なものに気づけたりするって
よく聞きますが

私にとってはうつ病が、
そうだったのかもしれないですね。

人生はずっと平坦なわけにいかないので
まだまだ打ちのめされることも多いですが、

じぶんの大切な人たちと、
有限な時間をなるべく楽しく
過ごしたいので

あの頃の私に何度も相談しながら
ボチボチやっていきたいなと思います。


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