私が小説家になるまでの投稿歴を超具体的に書いてく①
(↑前の)
さて!
初投稿~からデビューまでのやつを箇条書きにしていきましょう!
・タイトル
・だいたいの内容
・応募先 / 結果
みたいな感じでまとめていきます。
数えたら長編4作、短編2作(同時応募)、を経て7作目でデビューしてます。けっこう努力してるな。
【初投稿】
・「レンブラントの眼球」
・学園百合ミステリー
・第一回講談社ラノベ文庫新人賞 / 一次落ち
記念すべき初投稿作にして、初めてちゃんと書いた小説。
大学三年~くらいに、卒業制作が始まる前に一回投稿してみたいなと思い立って書いたやつです。
美術高校に通う凡人ヒロインと、一度見たものは写真みたいにデッサンできる(ただし見たことがないものは一切書けない)天才少女の親友と、ヒロインの彼氏との三角化関係を軸に、教師の死亡事故が起きて…みたいな。
「レンブラントは色盲だった説」をエッセンスに入れた学園ミステリー。
今振り返るとこれは完全にカテエラだった。
単純にクオリティも低かったと思うけど。トリックも動機も酷かったけど。
この新人賞は文庫創刊前の第一回だったから傾向がまったく不明だったのですが、当時の募集サイトのイラストが藤島康介さんだったので、電撃文庫的なやつだろうと思っていたんです。メディアワークス文庫ぽい小説を書いたつもりだった。
しかし受賞作は見事に男の子向けのラノベばかりだったのです…。
まず主人公が女で、しかも彼氏持ちとかあかんやつだったのだろう。
【2回目】
・※ちょっとタイトルは伏せる
・ファンタジー吸血鬼バトルコメディ
・講談社プロジェクト・アマテラス「ワルプルギス賞」 / 一次通過?書籍化ならず
これは…まず賞の概要から説明せねばなるまい。
すごい特殊な形式の賞だったんですよ。
wayback machineとかで当時のサイトが見れるようで、私は見つけられなかったけど、ひょっとしたら今でも読めてしまうかもしれないのでちょっとタイトルは伏せさせてもらいます(見つかったらまぁ仕方ない)。
昔々、講談社が総合投稿サイト、プロジェクト・アマテラスというものを立ち上げたんですね。
その中に小説投稿サイトのページもあり、そこで行われていた小説の新人賞が「ワルプルギス賞」です。
画期的だったのは、「投稿作の一番面白いところ8000字を送る」というところでした。
Wikipediaに書いてあることと私の当時の記憶がちょっと食い違うのですが…ざっくりと概要を説明しますと。
①その抜粋部分を、講談社でも有名な名物編集の唐木厚さんが直々に、応募作すべてに目を通し、面白かったらリクエストが送られてくる。
②リクエストのあった作品は、完結したら唐木さんが最後まで読んで感想をくれることが確約される。
③そのうえで、面白かったものは書籍化。
というものでした。
唐木さんというのは、あの京極夏彦さんの持ち込みを受けて即デビューを決めたというあの方でございます!
実質、唐木さんからリクエストが来ること=一次通過だったはず。
wikiには「編集部以外からのリクエスト」も一次通過だと書いてありますがそうではなかったような…?(そうだったら自演し放題じゃん)
「ユーザーからのいいね数とかは基準になりません」「人気じゃなくて編集部の独断で決めます」ってことは最初から明言してあったので、ユーザー人気は高いけど編集から声が掛からない人は荒れていた印象があった…。
(ちなみにwikiの「プロジェクト・アマテラス」の「運営停止の経緯」の項にも偏った意見が書いてあってモヤる。wikiはあてにならーん!)
脱線しましたが、私は「唐木さんの講評が欲しい!」と応募し、幸運にもリクエストをいただき、続きをせっせとアップして、完結後の講評いただくとこまで行きました。
書籍化はならずでしたが、初めてプロの意見が聞けたのはすごく嬉しくて眠れなくなったし、一次通るくらいには面白いんだ!という自信がついた。
私はサイトの立ち上げ時から参加していて、当時そこで絡んだり、名前を知った人がその後プロになったりしているのを見たりして、ちょいちょい気にしたりしている。
いつかお会い出来たら当時の話とかしてみたいもんで…ある…!
長くなったので、今回はこの辺で!
続き②はまた近日アップします。
ごきげんよう~!
(次の↓)
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