見出し画像

J2降格。1年で出直しへ(降格要因)


33節。18位ジュビロ磐田はパナソニックスタジアムにて17位ガンバ大阪との試合に挑んだ。

しかし後半の2失点で敗戦。1年でのJ2降格が決まった。

『昨季は完全優勝と言っても過言ではない』
それでも1年で逆戻り。

要因を整理していこう。
①ルキアンの流出を補填出来なかったら補強
昨季のエースいや王様的存在だったルキアンが開幕前に福岡に移籍。
流出に関しては100歩譲って仕方ない。お金が積まれてしまえば手の施しようがないです。
しかし『杉本健勇はPKの1ゴール、黒川淳史はリーグ戦ノーゴール、古川陽介とドゥドゥを使わない、何故取った?梶川裕嗣』とリカルドグラッサと上原力也以外の新戦力(特に攻撃陣)が振るわなさ過ぎました。
(ジャーメイン良はチャンスは外してはいたが悪くは無かった。)

夏の補強はFWの獲得は急務のはずが実際はフリーのDF松原后のみとお金がありませんでした以外の理由が思い付かない状態になり終わりました。(文の締め方って難しい…)
結果的にシーズン途中に鈴木秀人強化部長は伊藤彰と共に8月14日17時に解任されました。
(駅スタのグッズの売り場で並んでる時に知って秒でかーちゃんに電話したなー)

②浸透出来なかった伊藤彰スタイル
J2 1位だったチャンス構成率、4位の平均ボール試合率に更に磨きをかけACLを目指すもののボールを握るどころか守備の時間が増えJ1経験の少ないCB陣では耐えきれないor三浦龍輝の奮闘劇な試合が増えていきました。
選手が揃っていた前半戦(山田大記を除く)も自分達のスタイルで勝てた試合は京都戦(4-1)と鳥栖戦(3-1)ぐらいであとは後半頭からのファビゴンと大津祐樹投入のパワープレー作戦で勝ち点を拾う感じで個の力で押し切る感じでした。

とは言えその『パワープレー作戦に切り替えて勝ち点を拾う』という他のオプションがあったが目指したスタイルを考えると悪く写ってしまった感じです。

③昨季絶対的主力の不調
大井健太郎、山本康裕、遠藤保仁
この3選手の調子がよろしくなかったと思います。特に気になったのは『守備面』です。
大井健太郎は対面ならマルシーニョ相手でも対応できますが背後を取られる難しい(スピードも衰えを感じる)
山本康裕、遠藤保仁のダブルボランチは自分達が主導権を握る時はいいと思います。(共に攻撃が長所なので)しかし守備時にセカンドが拾えなかったりスカッたりするシーンがあったので見てて怖かったです。
しかも彼らはチームの中でも群を抜いてJ1経験があるので彼らを起用せざるを得ない状況だったのもまた事実です。
(J1 200試合以上してるのは彼らと杉本健勇の4人)

④ファビアンゴンザレスの誤算
昨季はルキアンの影に隠れたのとフィジカルが強すぎて逆にファールを取られる事もあり今年は2節の静岡ダービーでは投入直後にで退場する等なかなか出場期間に恵まれませんでした。

しかしカップ戦で結果を残すとリーグ戦ではジョーカーとして起用され17節鳥栖戦以外の4ゴールは途中出場からと結果を出していました。

しかし18節川崎F戦から離脱し23節湘南戦で復帰を果たし28節柏戦で同点弾を決めるもFIFAからの処分で事実上30節C大阪戦から出場停止になると前線のパワー不足になり終盤に押し込む力が無くなっていったように感じました。
それでも勝ち点を伸ばせていたのはラストピースになった古川陽介、松原后の力だと思います。
共鳴出来ていたらさらに迫力があったかもしれませんね…

これ以外にも要因はあると思います。
今オフは補強禁止処分によって新戦力が加入出来ませんが(レンタルバックは除く)逆に考えれば『主力を残留させやすくなった』と捉える事も出来ます。

最後に一言。
『出直してきます』

閲覧ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#サッカーを語ろう

10,753件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?