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贅沢はたまにするからいいのであって

ちむどんどんを毎朝楽しく観ている。
沖縄が大好きな私としては、もうあの景色が朝から見られるだけでもうオールオッケー。
ちむどんどんに限らず、朝ドラのヒロインはよく働く。そしてスタート時は割と貧乏生活。(あ、あさちゃんはお金持ちだったな)
貧しいながらに健気によく働き、よく学び、よく笑うヒロインたちを観ては、「自分もちゃんとしなきゃ!」と思う。ゴロゴロ布団にくるまってベッドから観ていたのに、一応着替えて働き始める。
ラフテーに、沖縄そばに、ハンバーグに、あんなに喜ぶ子どもたちがいるのだ、私はたいした稼ぎもないくせに贅沢しすぎだと反省する。
「働かざる者食うべからず!お前はパンの耳でも食ってろ!」と自分を叱る。

そもそも贅沢なものばかり食べすぎだったと思う。
旅行会社勤めの頃、取引先に連れられて各地の美味しい食べ物を当たり前のように与えてもらい、違いが分かりもしないのに若い頃から美味しいお酒を飲ませてもらい、美味しい銘菓がいつも当たり前のように残業中のおやつに出てきて、各地の季節の果物も当たり前に食べられる。
今思えばなんと言う贅沢。
まだみんなで飲みに行けた頃は、接待で連日のようにお酒を飲んで、ランチも外食で…が当たり前だった。
太るし、毎日二日酔いでキツいし、食べすぎてだるいし、年末に接待しないのが接待だよね、と思っていた。なんと生意気な小娘だったことか。

今は1ヶ月に2.3回しか外食をしない。
ひとりで家で食べるものにこだわりのない私は、だいたい白いご飯と納豆または卵かけ、またはちょっとリッチに明太子な生活。料理しても1食2-300円で済む。20分以内にさっとできる大体いつも同じ味付けのおかず。
同じメニューの繰り返しも気にならない。

こんな生活に慣れたからこそ、贅沢がどんなものなのか分かるようになった。
そして、たまにする贅沢が楽しみになった。
毎日外食をしていた頃は友達とランチの約束をしても、「どこの店でもいーよ、何料理でもいーよ、適当に決めといてくれ」と思っていた。
旅行をしても、「とりあえず着いてから食べるもの考えよ。お店なければチェーン店でいいし」と思っていた。
なにしろ毎日食べ過ぎに飲み過ぎで、胃腸も疲れているし、睡眠不足だったのだと思う。そんな状態で食べることへの情熱があるわけがない。
今は一回一回を楽しもうと思うし、「先週友達とタイ料理に行ったから今度は沖縄料理食べたいなぁ」とか、「今が旬だしタケノコ料理しようかなぁ」とか、食べることが楽しみになっている自分がいる。

服を減らすチャレンジ真っ只中の私だが、服と一緒で、食事も足るを知るということなのかなと思った。
色々と、知らず知らずのうちに自分の中で過剰になってしまっていたものに気づいて、それを減らして行くと言う作業がアラフォーにもなると大事なことなのかもしれない。
何かを新しく学んで増やすよりも、減らすことの方が効果が出やすいような、そんなお年頃。

ところで、ちむどんどんは大森南朋さんの演じるのお父さんが好きすぎたのですが、もう退場の気配でしょんぼりしてます。あんな温かいお父さん最高なのに。
沖縄の友達に聞いたら、方言が聞いてて恥ずかしいけどおおむね合格点のドラマらしいです。

今年こそ沖縄行くぞー!!!稼ぐぞー!!!

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