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怪しいメールにもライターはいるのだろうか

毎日スマホに届く無数の怪しいメール。
決してURLを押したりはしないけれど、たまにものすごく面白いメールが来たりする。
山Pから、平野紫耀くんにあてたものとか。
櫻井翔くんから、中島裕翔くんにあてたものとか。


「いやいやいやいやいや、どーやってわたしのアドレスと間違えるんだよ」と思いながらもエンタメとして楽しめてしまう。
そう言うのって一回来始めると何日か続けて届くのだが、その突飛な設定にちょっとだけ楽しみになっていた自分がいた(メール開くのも危ないんですかね?)。
「これに騙されて返信する人いるか?!」と、恐らく書いている人も思っている気がする。
もはや、あのメールを書いている人が、山Pという人類の奇跡になりきって文章を書くことを楽しんでいる気がする。

婚活アプリをやっていた時にも同じことを思った。
異様なイケメンから突然届く「いいね」。
もう、こんなわたしより10歳も若い誰が見ても間違いない爽やかイケメンで、WEB系の会社(またはコンサル系の会社)をやっている年収1000万のイケメンが(2回言った)、35歳の普通の会社員のわたしにいいねを押すわけがないのだ。
けれど面白いからそんな場合もメッセージは続けていた。
「家で料理は全くしないから家庭の味が恋しいです。豚汁や生姜焼きが食べたいです。」
「ずっと香港に転勤していて先週やっと帰国することができて、今隔離中なんです。」
「震災の時は仕事中で16階にいたので、エレベーターが止まってしまって昇り降りが大変でしたね。」
「恋愛がどうしても苦手で、いつも重いと振られてしまいます。真剣にお付き合いできる人に出会えたらと思って始めました。」
などなど、だいぶ自分の設定になりきったメッセージが素晴らしかった!!
彼らも(彼女かもしれない)自分の設定に合わせたメール返信内容が、とにかくすごいの一言だった。
同時に何人もの女性に送っているのだろうし、それぞれに返信内容も違うはず。
あれじゃ、騙される人いるよなぁと思った。

そこは目指さないけれど、とても感心したお話でした。

それにしても、ランサーズの案件は一体何に使うのかわからないものが多い。
聞いても教えてもらえなかった案件もあった(生意気にもお断りした)。
なんでも仕事は欲しい!と思ってしまうけれど、仕事を選んでいる場合でないこともわかっているのだけど、こう言った意味ではちゃんと仕事を選びたいと思う。
ライターを目指す道は厳しい。けど楽しい。

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