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【エッセイ】シラフラ500万年の時を超えて~共感力の話~

ども!10月に入り北海道はすっかり秋めい…た…かな?💦

少なくとも、昨年の今ごろよりは全然秋深まってない!紅葉も赤が少ない。。。

紅葉は寒暖差があればあるほど赤く美しく色づくんですよね~。

でも今年はまだ緑&黄緑って感じかな?

北海道の秋の彩り、、、美しいんですけどね。

てなことはさておき✋

先日の連休ずっと行きたかった場所へ行ってきました。

北海道乙部町”滝瀬海岸シラフラ”

ここには500万年前の火山噴火で噴出した軽石が海底に積もってできた地層が隆起してできたもの。

そのとてつもなく長い長い年月をかけて出来たものがこの段階絶壁。

人間が誕生したと言われるのもちょうど同じ頃。

途方もない年月と進化を繰り返し、私たち人間は今ここにいる。

それを考えた時、今の自分がとてつもなく小さく小さく感じました。

さて、今回に記事を書くにあたり私のクセ強なnoteやブログをいつも読んでくださるフォロワーさんに送っていただいたポットキャストがとっても良いお話で。

番組のテーマとしては「寄り添うということ」でした。

どんなお話かと興味深く聞き始めました。

その中でとりわけ私の中に強く残ったのが記事のタイトルにもある【エンパシ―】なんです。

シンパシーとエンパシーの違いって?

皆さんも聞いたことある方、そんな事くらい知っとるわいって方もいると思いますが、いま一度説明👇

はい!注目!まずはわかりやすく図で説明。

画像引用:インディージャパン

具体的にいうと、私はnoteで映画レビューを書きますが、それがまさにシンパシーとエンパシ―の最たるものだと思います。

「シンパシー」は誰もがよく抱く感情。


「あぁ、それわかる~」
「大変だったね~」
「他人ごとと思えないよ」

わかりやすく表現するとこんな感じかな?これが「シンパシー

「この人の立場だったらどう考えるだろう?」
「自分が○○だったら?」

という想像力を働かせ感情移入して相手を理解しようとすること。これが「エンパシ―

もちろんどちらも必要な感情なんだとは思いますけどね。

子供の頃の友達関係なんかはまぁ往々にして「シンパシー」ですよね。気が合う子同士で仲良くなりますから。

本当に必要なのは?

学生時代は気の合う仲間でワイワイ楽しくやっていた人間関係も仕事をするようになると色んな人と付き合わざるを得なくなりますよね。

気が合うどころか、育った環境も持っている価値観もそれぞれ全く違った人との関りが多くなります。

また、恋人ができたとします。
付き合っていくうちに「あれ?なんか思ってた感じと違う…」そう思ったことってありませんか?

最初はだいたい「シンパシー」から始まるんですよね。「なんか合うな、この人」「価値観似てるよね~」「私もそう思う~」もう「大シンパシー祭り!」ですわw

仕事でも、仲間でも、恋人でも夫婦でも、もっと言えば他人でもそうだけど、もうこの「シンパシー」だけじゃそもそも人間関係が成り立たなくなってくるんですよね。

そして相手を深く理解する上で必要になって来るのが「エンパシ―

でもこの誰でも抱きやすい感情”シンパシー(同感)”に対し、”エンパシ―(感情移入・共感)”ってなかなかできない人、意外に多いんですよね。

環境で大きく変わる

自分のことを例に挙げていうと、私は子供の頃親に、とりわけ母親には愛されていないと思って育ってきたんですね。

あ、暗い話じゃないですよ、もう自分の中で折り合いついているので💦

まぁいわゆるDV両親でした💦😅

「どうしてあんただけ生まれてきたの?」
「なんでいつも困らせるの?」
「どうして可愛げがないの?」

生まれた時から身体の弱かった私は両親にたくさん苦労させたんだとは思うけど、幼かった私には自分がどうしてここに存在しているのかも、どうして可愛げが無いって言われるのかもわからなかった。

ずいぶん前に記事に書いたことあるけど、そんな私はきっと心を守るためだったのかな。よく架空の自分になってたんです。

「双子のもう一人が一緒に生まれていたら」
「身体の丈夫な子だったら」
「いつもニコニコ笑ってる子だったら」
「両親に愛されていたら」

空想のなかの私じゃない私。

それが大人になるにつれ
「私がこの人だったら」と想像できるスキルに繋がったのかなとも思うんです。ある意味感謝ですよね、親に(嫌味じゃなくてね)

だた、身近にいる人ほど理解できないことは今でもある。

想像が暴走しちゃうのかな?わからなくなることもあるんですけどね💦

ちょいと話が逸れたけど、人に共感するだけでなく、人の立場になって想像し、心情を汲むことそれが【エンパシ―

これは大人になればなるほど人間関係において必要なことなんですよね。

ある意味私が想像力豊かなのは稀、奇行種、、、じゃなくて希少種笑

そういう価値観の中で育たないとなかなか急に相手の立場になって感情移入ってなかなかどうして、できることではないのかなって思ってます。

パートナーとの間に必要なのは【エンパシ―】

職場でも、家庭でも、恋人でも、本当に必要なことって「シンパシー・同感力」より相手の立場に立って感情移入し理解しようとする「エンパシ―・共感力」

同感って自分の価値観の上に成り立ってること、多いですし。

しかし相手の立場になって「どうしてこの人はそう考えるのだろう」そう思い計らうことが大事なんじゃないかな。

人は人の数だけの考え方があって違って当たり前。
その違いをお互い受け止め、歩み寄り、いい感じの所でお互いを許容出来ることが大切なんじゃないかな?

それでもなかなか…

でも、なかなかそこまで思える相手っていないんですよね、正直な話。

あなたの周りにそう思えるパートナーはいますか?

仕事でも、プライべートでも。

もし、そういうパートナーがいるならそれは絶対手放しちゃダメです!

理由は、相手の気持ちを思い計らうことで自分もうんと成長できるから。

そして思い計ってもらえることで、自分の肯定感も上がる。


冒頭に書いた”シラフラ”の話。


「あぁ~綺麗」
「外国みたい~」

そういう人が多いけど
でも、私は違ったんです。

そもそも外国のこんな景色見たこと一切いないし~笑

異国情緒漂う外国みたい=なんかオシャ✨

そう思う人が多いのかもな~。
でもそれ、それこそ「同感」する人が。

でも私にとってはそこではなくって、遥か昔からとてつもなく長い年月を経てアウストラロピテクスから進化を遂げやがて人間となり、命を繰り返し今ここにいること。そして今出逢えた人。

あの大きな断崖絶壁を見た時、自分の小ささと、自分の命の短さに圧倒された気がしました。

人間の生きている時間なんて、あの”シラフラ”に比べればちっぽけなもんです、はい。

行って良かったなぁ…

海岸線を30分くらい歩くのですが、奥に行けば行くほど人の足跡も無くなって。

圧巻の景色に波の音。

色々考えることの出来た貴重な時間でした。

シラフラに勝手にエンパシーを感じるクセ強な私でしたとさ🥴

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