見出し画像

【マツコの知らない世界】に無事出演しました!!

2023年2月14日放送の「マツコの知らない世界」に出演しました。とにかく無事に終えることができて本当によかったです。
プレゼンテーマは「日帰り温泉の世界」。私は温泉の湯口マニアなので、今回のテーマは少々枠が広く、どうしようかと考えましたが、「鮮度の良さ」と「五感で感じる楽しみ」にフォーカスし、素敵な温泉を紹介できたかなと思います。最後には大好きな湯口ツートップも紹介でき、感無量です。
また、たくさんの方にご覧いただき、反響も多くありました。温泉への共感、湯治の話、湯口への愛などのメッセージは心に響きました。特に「湯口好き」の方がこんなにいるのか! と嬉しくて泣きそうになりました。視聴率も良かったみたいですね。有難いです。
そして、マツコさんに「変態認定」をいただいたことは、私の宝物です(笑)

放送は1時間スペシャルとなり、これでもかと温泉情報をモリモリに盛り込みました。せっかくですので、メインで紹介した五感で楽しむ温泉と、アートな湯口、計6温泉をここにまとめておきます。

<五感で楽しむ温泉>

【視覚】別府温泉郷・堀田温泉 夢幻の里 春夏秋冬(大分県)

◆泉質:単純硫黄泉[硫化水素型](低張性 中性 高温泉)◆
140度近い噴気に湧水をあててつくる造成泉。貸切風呂「滝の湯」は、ダイナミックな滝と乳白色の美しいお湯の景色を同時に堪能することができます。
湯色は無色透明なこともあれば青っぽくなる日もあり、日によって変化を楽しめ、毎回異なる味わいがあります。視覚から離れますが、やっぱりこの硫黄の香りは良いですよね。


【聴覚】玉川温泉(山梨県)

◆泉質:ナトリウムー炭酸水素塩泉・塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 温泉)◆
湯船には大量の源泉がこれでもかと投入され、湯船からあふれたお湯が浴室の床まで浸水しています。その源泉がドバドバと流れる大音量のライブ感を楽しめる温泉。爆音の音楽ライブに行った時のようなカタルシスを感じる、癒し系ドバドバサウンドです。
お湯の鮮度も素晴らしく、金気、硫黄、モールの織りなす香りに、泡付きで真っ白になり、それをはらうと感じるツルツルスベスベな肌触りも極上です。


【感触】灘温泉 水道筋店(兵庫県)

◆泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性 中性 温泉)◆
80年以上の歴史を誇り、戦前から愛される街中の温泉銭湯。5種類のお風呂がありますが、一番のおすすめは非加温の源泉湯船です。34℃の源泉がそのままかけ流されているため、体温に近い絶妙なフワフワ感触が最高。そして、入るとすぐに炭酸の銀の泡にびっしり包まれます。それを手でやさしく払いのけると「ツルツルスベスベ」と贅沢な感触を味わうことができます。
ちなみに源泉の「遊離二酸化炭素」含有量は100ppm/kgちょっと。泉質として炭酸泉というためには、10倍近くの遊離二酸化炭素含有量が必要なのですが、この濃度でこれだけ炭酸の泡付きを感じられるのは鮮度が抜群な証拠です。


【嗅覚・味覚】新岡温泉(青森県)

◆泉質:ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)◆
太古の植物成分が溶け込む琥珀色のモール泉。葉っぱを砂糖で煮詰め、硫黄の風味を足した甘コクの香りが鼻腔にダイレクトに刺さり、嗅覚から癒しにかかってきます。まさにアロマテラピー系温泉。
湯口から新鮮な源泉をすくって飲むと、甘さと塩ダシ味にモールのコクが加わり甘じょっぱい味。まるで、みたらし団子のタレのような味わいです。常連さんいわく、毎日源泉を飲んでいたら糖尿病が良くなった、という方もいるという薬湯です。
※飲泉は自己責任です


<まるでアートな美しい湯口>

【世界遺産に登録してほしい】温泉津温泉 薬師湯(島根県)

◆泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性 中性 高温泉)◆
大正レトロでノスタルジックな温泉。こちらの「別館・貸切湯」にいらっしゃるのが、析出物でゴリゴリに覆われたモンスター系の湯口さんです。おすすめのアングルは斜め下から。この色気、美しさ、威圧感などなど、もう圧巻ですね。温泉津温泉は、石見銀山エリアということで「世界遺産」に認定されていますが、単独で「世界遺産」に登録してほしい、とても貴重な湯口さんです。
ちなみに、茶褐色のお湯は、舐めるとうま塩ダシ味で、松茸のお吸い物のような上品で疲れた身体に染み渡る味わいですよ。


【ファンタジーなトリップ系】赤倉温泉 遠間旅館(新潟県)

◆泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性 中性 高温泉)◆
「温泉業界の神様」温泉ソムリエ家元・遠間さんの営む旅館です。こちらの女性用大浴場には、鯉にまたがる少年湯口がいらっしゃいます。これが私の大好きな湯口。上を向き、真っすぐ一点を見つめる少年。お湯につかりながらぼーっとした状態で湯口を見ていると、彼が活躍するファンタジーな世界へ吸い込まれていきそうなトリップ感を味わえます。もう極上ですね。
放送ではカットされましたが、この少年湯口が好きすぎて、ご主人の遠間さんにお願いし、彼を「小松くん」と名付けていただいています。ぜひ遠間旅館の小松くんに会いに行ってくださいね。


湯口って素晴らしい

今回の出演にあたり、2か月以上前から何度も打合せを重ね、3日間のロケ、3時間近くの収録を経て、先日無事放送となりました。長期間にわたりガッツリお付き合いいただいたスタッフの方々には本当に感謝しかありません。これだけ温泉と湯口に向き合えた時間は楽しかったし、幸せでした。ありがとうございました。
私の中では、全国ネットの放送で「湯口の魅力」を紹介できたことは大きな価値があったと思っています。今後も引き続き「湯口の良さ」を広める活動をしてまいります!
ゆくゆくは「湯口」の本を出せたらいいな、なんて妄想していますよ。

見逃した方はTVerでも見られます! 2月21日(火)20:56まで配信されていますので、お見逃しなく!

それ以降もParaviで視聴することができますよ!!

<お仕事依頼先・お問い合わせ先>
ijirsnfde@gmail.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?