エンタープライズ向けのプロダクトデザインとは?〜検索性や視認性の向上〜
こんにちは!カミナシ デザイナーの三澤(@ayumu_misawa)です。
2週連続でnote記事を投稿します🙌
今回はカミナシのお客様にもいらっしゃるエンタープライズ企業のお客様に対する最適なUIデザインとは何なのか、を考察したのでご紹介します!
カミナシのプロダクトデザイナーがUIを作成するときの脳内を全開オープンにしてお届けします🧠
そもそもエンタープライズって?
そもそもエンタープライズとはどのようなお客様のことを指しているのか、当社内の定義をご説明します。
カミナシでは下記のように定義しています。
つまり、規模もユーザー数もデータ数も莫大であることが想定されます。
そのため、デザイン観点では下記のような点が重要になってきます。
・莫大な数のデータの中から、目当てのデータにすぐに辿り着くことができる
・視認性が高く、各データのメリハリがわかりやすい
ということで、今回はこの上記2点を軸に自分の観点で「カミナシとして、エンタープライズのお客様向けにはどんなデザインが最適なのか」を考察した内容をご紹介します!
1. 目当てのデータにすぐに辿り着くには
いきなりですがここで問題です。
下記のどちらがエンタープライズのお客様にとって最適なデザインと言えるでしょうか?
① ステップ数を多くして、丁寧に遷移をさせるデザイン
② 一画面で完結し、ページ遷移をほとんどすることがないデザイン
(見出しでネタバレしてますが)答えは②です!
①のようにステップ数が多くなると、目的のデータにたどり着くまでの情報量も時間もかかってしまいます。また、一画面内に表示する情報も精査されておらず、目的にたどり着くためにどうしたら良いのか迷ってしまう恐れがあります。
一方で②のように目的のデータにたどり着くまでの動作が一画面から把握できることで、ユーザーは何をしたら目的のデータにたどり着けるのかの想像がしやすくなります。
ただ、②の状態で莫大なデータがただ並列で置かれているだけでは、目的のデータには辿り着けません。
ここでさらに問題です!
エンタープライズに向けた一画面内でのデータの表示方法として、下記のどちらが正しいでしょうか?
① 表示されるデータ数は少ないが、1つのデータの詳細も見えるデザイン
② データの詳細はそこまで見えないが、多くのデータを表示できるデザイン
正解は②です!
前述している通り、エンタープライズのお客様は、莫大なデータを抱えています。この場合、一画面内で多くのデータを比較できるよう、一覧性を高める必要があります。
つまり、目当てのデータにすぐに辿り着くには、
段階が少なく、情報量が最小限であること
一覧性が高く、抱えているデータを比較できること
の2点が重要になってきます。
2. 視認性を高めるには
エンタープライズのお客様はさまざまな年齢・役職・状況のユーザーであることが想定されます。つまり、多数のユーザーが使用してもデザインの意図が伝わりやすく、操作に迷うことのないデザインが必要になってきます。
ということで、ここからは視認性を高めるためのデザインをご紹介いたします。
視認性を高めるためにはさまざまな方法がありますが、2つ例をピックアップしてご紹介いたします。
① タグを使用して無駄な説明を省く
タグを使用することで、文などでの説明を省いてユーザーに意図を簡単に伝えることができます。 テーブル内のステータス項目などにもタグを使用することで、強調しつつメリハリのついたデザインになります。
② 全てのカラーに意味を持たせ、適切に使用する
プロダクト内で使用するカラーをどのような場合で使用するのかを整理し、内容に合わせて適切に使用することで、ユーザーは常にカラーの意味を学習するコストがなくなります。
まとめ
エンタープライズのユーザーにとっての最適なデザインを作り上げていくにはまだまだやるべきことがあります。
カミナシが今後もエンタープライズのユーザーにより良い体験を届けていくために、現場ドリブンで改善し続けます🔥
もしよかったら、スキを押していただけるととても嬉しいです!
よろしくお願いします!
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