📕宇宙の法則 解けない暗号📕 作:ルーシー&スティーヴン ホーキング
これは壮大なお話でございました。
ホーキング博士が子供にも分かるように書いた本なら私にも理解出来るかな、と思って読んでみたら….それでも難しかったです(コラムや理論のところ)。
物語自体は子供が主人公なので楽しいのですが、所々に「はっ!」とさせれる理論物理学者らしいメッセージが散りばめられてます。
・人間がウイルス感染したら熱や咳やくしゃみが出るように、ネットのウイルス感染もコンピュータに症状が出る。それが何を意味するか
・世界中のシステムがハッキングされた時、直接会って話す事だけが唯一の安全なコミュニケーション
・コンピュータ時代が幕を開け、すべてのものを接続出来るようになった。そしてすべてが簡単に壊れる事になった。
・もし、すべての国の政府や、軍隊や、警察や、治安部隊が、最近の大惨事に気を取られて、ロボットか支配しようとしている事に気が付かなかったら…
・不景気でお金がばら撒かれ、食料難にならないように食べ物はタダで配給、ダムを欠壊させ、有害ネットワークを切断…これらをコンピュータが無差別の親切でやってるとしたら…
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最後にコンピュータにも解読出来ない暗号があるという話題になるのですが、それが【人間】という生命体が何なのかを表しているように思いました。
これ以外にも、科学と宗教の関係性とか、ダーウィンの進化論とか、DNAとRNAとか、いろんな事が出てきて大満足です!
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