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朝焼けと夕焼け

もれなく毎日、夢の中で働いている。

そのせいでうなされて、今日も変な時間に起きてしまいました。朝の3時半。
寝る時間はだいたい決まっているのに、起きる時間がバラバラ。いい加減、仕事をしている夢をどうにかしたいのです。一生懸命働いているのに、無給じゃないか!労働基準法違反じゃないか!ブラックめ・・・。

音が響くと悪いので、そーっと部屋の中を歩き、そーっと紅茶を入れて、そーっと換気扇を回しタバコを吸って、とても小さい音量で音楽を聴いたり、みんなのnoteを読んだりしていたら、だんだん夜が明けてきました。
ジワジワやってくる朝焼けを眺めつつ思い出したのですが、そういえば小さい頃、朝焼けと夕焼けはほとんど同じ色なのに、なんで写真を見てこっちが朝焼け、こっちが夕焼けって分かるんだろうってずっと疑問に思っていました。

写真の学校に通っている時、真っ昼間の渋谷に集合させられて、写真を撮ってこいと課題を出されたことがあります。単独行動限定で。
1人で一眼レフをぶら下げながらウロウロしていると、めちゃくちゃ外国人の方に声をかけられました。
「Hey!写真撮ってるの?(英語)」
「僕らも撮ってくれよ!(英語)」
撮ったデジカメの画面を見せると、みんなこぞって、
「ナイスだね!ありがとう(英語)」
「いい男に写った!(英語)」
そしてニコニコで去っていくのです。
日本人は撮っているところに自分が入りそうになると気を使って避けてくれるか、ちょっとめんどくさい顔をして後ろに回って歩いていくか、ですよね。わたしも同じです。
外国の方って、ラフ。なにに使われるのか分からない写真へ、自ら向かっていくスタイル。

ちなみにその学校の先生の口癖は、「俺のスーツはアルマーニだから!」でした。

何気ない風景や街並みを撮るだけで、撮った人の思いも一緒に写るんですよね。
同じものを撮っているのに、楽しいと悲しいで全く別の印象だったりして、そこがわたしは面白くて好きでした。
あの時に撮った外国の方の写真には、わたしの照れとハッピーが写っていました。

だから朝焼けと夕焼けの写真も、朝だー!と夕方だー!で違うように写るのかも。
わたしが例えるとアホっぽくなるけど、あながち間違いじゃないと思うんだよな。

同じように、人の目もそうですよね。
暗くなり始めた頃に見る、誰もいない公園の滑り台。
「人っこ1人いなくて寂しいな」
「昼間に子供達とめいいっぱい遊んだから明日のために休んでるな」
こういう違い。人によって変わるその感覚を話し合うのが好きです。

これを人が発する言葉にも応用できたらいいんだけど。
考え方は分かっても、実践となると話が変わってしまうのが悲しいところ。


そろそろ7時。完全に外は明るいです。
天気が良ければ、今日ものんびり散歩がしたいけど、今日は祝日だったかー。
いつもより川沿いに少し人が増える日。
人酔いしませんように。
楽しそうに歩いている人から、楽しさを分けてもらえますように。