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誰かに預けることができたなら

ここのところ、毎日救急車のサイレンが聞こえます。
今日で1週間目。こんなに聞こえるもんでしたっけ。静かな部屋で暮らしているから余計耳に届くのでしょうか。

あのサイレンを聞くと、胸がギュッと締め付けられます。
どこかで苦しんでいる人がいて、どこかで悲しんでいる人がいるかもしれない。
ちゃんと病院までスムーズに行けているだろうか。
命が助かっているだろうか。
救急車が運んだその先に、安堵や喜びが存在しているだろうか。

命の危機は毎日毎日世界中で起こっていることなのは分かります。
でも身近なサイレンの音ほど、ヘルプの音にしか聞こえなくて、敏感なときには特にしんどい。
今さっきも響いてました。noteに駄文を書き連ねているわたしの体力を、運ばれていく人たちに使って欲しい。
そんな、おこがましいことを考えています。

睡眠銀行があったらいいのにね、と昔に友達と話したことがあります。
たくさん寝た日にその睡眠時間を預けて、寝不足の日に引き出す。そんな夢の話です。
ブラック企業が増えそうですけどね。

睡眠銀行と同じで、体力銀行があればいいのに。
そしたらわたしの口座は開けっぴろげにして、辛い人が引き出せるようにして欲しい。それでもし少しでも人の役に立てるなら、わたしが存在する意味が見出せそうです。

たまにね、そんな暗いことも考えてしまう。
わたしが消費している食べ物や飲み物やお金、その他いろんなこと。
それを全部無駄にしてしまってる。
わたしが出すゴミを収集していく方々に、その労力を使わせるのが申し訳ない。

わたしが死ぬなら、せめて最後に誰かの役に立ちたい。

ここまで書いて、また二度目のサイレンが鳴り響きました。
無事でいますように。悲しむことがありませんように。
祈ることしかできなくてごめんなさい。

それでもわたしがニコニコ暮らしていたら、いつかはどこかで人の役に立てるのかな。

ニコニコ銀行も欲しい。


・・・最後は闇金融の店名みたいになっちゃいましたが、こんなことを考える夜があってもいいと思うのだよ。


そしてさっき、テーブルの角に足の小指を思い切りぶつける人間あるあるをしました。
悶絶・・・。痛み銀行、今欲しい。
どこぞのドMが引き落としてくれると有難い。

痛み銀行、辛さ銀行。
預けたらポイントで還元されて、Apple Payとかにチャージできるといいね。
真面目に頑張った銀行、優しさ銀行。これはポイント2倍還元。
そしたら少しは世界に平和が訪れるのではないでしょうか。
所詮ね、世の中銭なんすよ、銭。えぇ。