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白い女

起きたら顔が真っ白です。

わたしが寝ている間に、誰かにワイドハイターをかけられたんじゃないかと思うほどの白さ。
・・・え?違うよね??シミの多さに同情した小人たちが、みんなで知恵を絞って、夜中になんとか漂白しようとしてくれたわけじゃないよね?
もしそうならちょっとかわいい。ありがとう。肌に悪いけどね。

まぁそんなおっちょこちょいの小人なんて居るわけがなく、原因は睡眠です。

昨日の夜、導入剤なしで寝てみようチャレンジをしてみたら、案の定眠れずに、途中で諦めて飲めばいいものを頑なに拒んだ結果です。
朝4時にやっとウトウトし、8時に一度覚醒したものの体がついていかずに、13時過ぎまで起き上がることができませんでした。
なんとか布団から出てリビングに向かうと、体に尋常じゃないほどの力が入っていたようで、動く度に錆びついたロボットのよう。ギギギギギ、と振り向いて鏡を見たら、写っていたのが先ほどの白い女、どうもわたしです。

導入剤を飲まなくても眠れるようになりたかったんだ。でもダメだったね・・・。
前にも同じようなことがあった気がします。全く働いていない学習能力が情けない。
できる範囲で無理せずにやることが目的なのに、今回はわたしの選択ミスでした。反省。
今日は、ちゃんと飲むよ。

外はシンシンと雨が降っています。東京はまた雪予報が出てたんですね。
昨日の夜に設定したタイマーで、エアコンだけは動いていて、健気に部屋を暖めてくれていました。ありがとう。午前中は1人にしてごめんね。

こんな日は食欲もないので、あまり昼ご飯も受け付けず、6枚切りのトーストを2枚しか食べられませんでした。普通の女には十分な量かもしれませんが、白い女には足りない量なのですよ。

今日みたいな日は、何を考えても悪い方にしか行かない事は学習できています。
なので何も考えないまま、安定剤に頼りつつ1日の後半をボーッと過ごすことにして、雨の音に耳を傾ける詩が書けない詩人になろうと思います。

詩が書けない詩人。なんとも辛い肩書きだなー・・・。

夜は洗い物もたまらないはずでしょうし、やらなければいけないことは1つもないのです。
指の間から今日がこぼれ落ちた分、明日はたくさん掬えると思う。

でも、どんどんこぼしちゃえって言ってるね、鏡の向こうの白い女は。


あと、今日は123だねってついでに言ってくるのですが、これは無視しようと思う。