見出し画像

愛すべきバカとは

ここ3〜4日ほど、夜になると消防車がカンカン鳴らしながら、うちの地域を回っています。
乾燥してるから火事に気をつけてねっていう見回りだと思うのですが、その音がちょっと怖く感じてしまい、クルクルした赤いライトの点滅とカンカン鳴る音が聞こえる度に、ぎゅうぅって感じていました。

ついさっきも回っていて、窓からうっすら見える赤いライトで不安な気持ちになったのですが、思い切って窓を開けて、覗いてみました。
そこにあるのはもちろんただの消防車。ゆっくり走っていく後ろ姿がちょっとカッコ良くて、何かあったら俺に言え、助けに行くぜって聞こえました。子供みたいな感想だけど、本当にそう。

こうやって見守ることに人員を割けるくらい、火事が起きていないんだってポジティブ思考に転換することにしました。
もしかしたら運転しているのは消防隊員の方ではないのかもしれないけど、それは考えないことにします
事前に防げるくらい火事が起きていない。だから不安になることじゃない。

ちょっと前にあった車のクラクションでパニくったことも含めて、何かある度に不安になるのではなく、わたしお得意の空想で、起こった事実をいい方向に持っていこうと練習中なのです。
それを何回も何回も積み重ねていくことで、いつか癖になったら、毎日がもっと楽しく過ごせるはずで、それはきっと未来の力になり、見ている世界が変わると思うのです。
時間が必要ですが、良くも悪くも、今のわたしは時間が無い方ではありません。

必要なものがあってスーパーに行って売り切れていたら、売り切れるほど美味しいんだなとか。
すれ違う時に人がぶつかってきたら、きっとあの人はピンチかチャンスかトイレで急いでいたんだなとか。
誰かに悪口を言われたら、あの人はわたしのことが羨ましいんだろうなとか。
何かの受付で対応が雑な人がいたら、お腹が空いているのかなとか。
失敗して怒られたら、投げやりじゃなく怒ってくれるだけマシだなとか。
出かけなきゃいけない日に限って雨が降ったら、余計な寄り道しないで早く帰りなさいって言われているか、もしくは空が虹の練習をしようとしているのかなとか。
このご時世なので春になってもみんなでお花見ができないのなら、来年の春を楽しみに過ごしなさいって言われてるのかなとか。

調子が悪いからお薬を飲むのではなく、自分を変えたいと願っているから飲むんだなとか。


頭の中がお花畑なんて、サイコーだと思うのです。
最後に残るのは正義でも愛でもなく、愛すべきバカなんじゃないかなぁ・・・。

これからも妄想、空想、想像のひとり遊びを大切にして、自分の味方につけます。


最後に、わたし風邪やりました。
今日が風邪のスタートラインみたいです。絶賛疾走中。
風邪を引くと、花粉症とは違うタイプの鼻水、関節の痛み、頭重などなど症状が出てくるわけですが、こういう時って神経が風邪に集中しているから、余計なことを考えずにすみますよね。

忘れられないしんどい過去を思い出すよりも鼻をかまなきゃいけなくて、これからの不安を考えるよりも高熱にならないかを考えなきゃいけなくて、双極性障害の短い期間限定のお休みをもらったような気分です。

これが頭の中お花畑か。さっそく実践できて嬉しいです。


誰かリポビタンDを買って来て下さい。