心理検査とカウンセリング③

朝起きて窓を開けたら、網戸に水滴が付いていて、それが太陽の光に反射してキラキラ光っていました。雨上がりってこういうこともあるから嫌いじゃないです。

明日は通院。明後日がもう一つの病院です。
全10回の方は、主治医が今のわたしの精神状態で受けられるかどうかを判断してからのスタートになるのですが、多分、チェックシートの宿題を出されたということは、そこそこOKという答えを見越してのことだと思います。

主治医ともう1人の先生がわたしのことについて、連絡を取り合っているんだなぁって思って、わたしが知らないところで知らないやりとりが発生していて、ちょっと不思議な気持ちです。世の中のシステムは大体こうなってるよねって変な確認ができました。

じゃあ、初対面を受けて、わたしが先生のカウンセリングをしてみようと思います。

まず椅子に座ってから、わたしの話を聞く時は体ごとこちらに向いてくれます。それでわたしが喋り、話題が変わりつつあるとパソコンに向いて何かを打ち込みます。
その間もわたしの話を正確に事細かに聞いているので、前世は聖徳太子だと思う。

ちなみにパソコンのキータッチは軽めの方でした。主治医の先生はEnterがバシーン!と強いタイプ。わたしの中のイメージは、Enterだけバシーン!と打つ人は気が強い人。キータッチが軽い人は大らかな人?スピード感あふれる人は頭がキレる人。そんな感じしません?

結婚指輪をしていたので既婚者。それにしては痩せていて、あまり生活感が漂っていないので、仕事が忙しく、もしかしたらお仕事に熱中するタイプかもしれません。絶対不倫はしないと思う。男なんて分からないけど・・・!
奥さんの尻に引かれていそう。意外と脱いだものをそのままにして、しかも靴下は裏返しのまま放っておいて、ますます怒られるダンナさんかも。
スーパーに慣れていなさそう。だけど料理は得意そう。レシピ通りに作る人。

海外の先生と頻繁にやりとりをしていると言っていたので、もちろん英語も堪能なはず。
そもそも学術書みたいなものが英語だったりしますしね。わたしの知らない世界。
英語でジョークを交わしそうだけど、それが本当に向こうのお笑いになっているかどうかは謎。
親も医者だったっていう風にはなんとなく見えなかったなー。でも苦学生上がりというわけでもなさそう。淡々とお医者さんに上り詰めた感じ?
仕事がひと段落したら、ビールや焼酎ではなくワインを飲みそう。でもそんなにお酒は強くないと見た。赤よりも白だな。シャンパンはいかないと思うんですよね。

口癖が「それは大変でしたね」。
喋りっぱなしの2時間の間で、この口癖が10回くらい出てきてました。
「そうなんです、大変だったんです・・・」と「そんなに大変ではないです」の極端な2択に分かれる相槌だと思うのですが、わたしは後者です。
何十年も生きていれば、それなりに色々ある。誰でも。

どうでしょうかね、この先生分析。
当たってるかなー。接していくうちにイメージが固まっていくだろうけど、初対面はこんな感じでした。

という観察を、2時間かけてわたしの生い立ちから全てを話しながら、心の隅でしているわけです。
めちゃくちゃ2面性があるんですよね。わたしには。
脳みそが2つ同時にあるイメージです。とても言葉では表現しづらいのですが。
だから自分の軸がなく空っぽだと思うし、こっちの枠ではこのイメージ、こっちの枠では真逆のイメージに取られることが頻繁にあります。
「あゆみって天然だよね」
「あゆみって本当しっかりしてるよね」
「あゆみって細かいよね」
「あゆみって大雑把だよね」
とても流動的なのです。

ただ、パニックに陥っているときは脳みそが1つに戻ります。そして2つが1つになったので、2倍の速度になってその分パニック度も2倍。

この2面性が天と地ほどの差があって、そこの狭間で苦しむことが多かったかな。
人格として、2つあると言っても過言ではないと思います。それぞれちゃんと分かっているけどね。

診察から帰るときに、
「2人いるような感じですね」
と先生に言われた時はさすがに驚きました。
たくさんの人を診てきたんだろうな。そういうお仕事だけど。
よくその人格に引っ張られずにいられるなぁって常々思います。

むしろ、先生の話を聞きたい。なんで精神科医になろうと思ったのか。お仕事は楽しいのかどうなのか。心理学ってどういう授業をするのか。

そして、靴下は裏返しのまま洗濯に出すタイプですか?