ただ、感情を味わうだけ。

「なんかやだ・・・」

そう言って泣きながら私のところに来た中学1年の長男。
こんな時、母親はなんて声をかける？

私は、
原因を探るのではなく、
ただ、ありのままの声を聞く。

外側で起きたことのせいにして、その出来事の解決策を考えるより、
外側で起きたことをどう捉えるか、
なぜ、「なんかやだ」と自分は感じたのか、
自分の心に向き合う無言の時間を大切にする。

だから母親の私にできることは、

「なんかやだ」
という彼の言葉を聞き、
「そうか、なんかやなんだね」
と言いながら撫で撫でするだけ。

そうしていたら、
彼は
「公園まで走ってくる」
と言って、ひとり出かけて行った。

アドバイスも、励ましの言葉もいらない。
かならず、
自分自身で答えを見つけ出す。
いや、答えが見つからなくてもいい。
ただ、感情を味わうだけ。

ネガティブもポジティブも
どっちも必要な感情だから。

私は、ジャッジなく
ただそのままの彼をまるっと愛するだけ。

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2008年に屋久島に移住。
12歳、8歳、5歳の3人のママ。
3人の子どもを自宅で出産し、
お米や野菜作りをしながら、半自給自足の薪暮らし。

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