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RYODORI@北海道上川町〜地域と自分の個性を活かしたプロジェクト作りを行いました〜

北海道上川町のPORTOという交流&コワーキングスペースにて上川町・小樽商科大学との共催でRYODORIプロジェクトデザインキャンプを3日間かけて行いました。

自己の内省や対話を通じて得られた”自身の個性”と”地域の魅力”、それらを掛け合わせて自分らしいプロジェクトを一人一人が作っていきます。

(株)あゆみのの町塚、北村が3日間のファシリテーションをさせていただきました。

RYODORIプログラムの概要

●コンセプト:地域と自分の個性を活かす(人口3100人で過疎化が進む町づくりの中で、自分の得意なことや好きなことを活かして自分達が暮らす町を自分達の手で面白くする)
●日時:2023年11月3日〜5日
●参加者:13名(3日間フル参加9名)
●会場:PORTO 交流&コワーキングスペース

プログラム内容

1日目:自分の掘り起こしと関係づくり

運営紹介/チェックイン
まずは参加者の相互理解から始まります。見知った顔もいれば、初めましての方もいる状況に落ち着かない雰囲気を感じていました。

はじめに、上川町大城さんからプログラムへの想いや小樽商科大学との連携協定、運営を担当するあゆみの紹介を行い、その後全員でプログラムへの期待をシェアしていきました。

オーセンティックムーブメント
プログラムへの気持ちをシェアした後は、自身の感情や感覚に目を向けるためにオーセンティックムーブメントを行いました。町塚のガイドの下、一人一人が自分の心地よいと感じる場所、心地よいと感じる姿勢を探していきます。

「オーセンティックムーブメント」は、1950年から始まったダンス/ムーブメントセラピーの手法の1つ。個人やグループが感情や感覚を捉え深く理解し、感じ、表現する手段。心理療法、ダンス、表現芸術、自己認識の向上、ストレス軽減など、さまざまな分野で応用されている

全体を見渡せる場所を好む人もいれば隅っこを好む人など、それぞれの特性が可視化された中次のワークへ入っていきます。

自分の価値観、ビジョンの源泉を確かめプログラムへの熱量を高める
自分の価値観やビジョン、特性といった源泉を掘り起こすため、自分の人生史を描いていきます。自分自身を表すようなエピソードや、当時の感情の起伏を時間をとって振り返っていきます。

記入を終えたら、ペアワークを行います。聞き手は話し手に関心を持ち、問いを投げかけ、話し手は話すことで自分自身の理解を深め、気づきを得ていきます。

チェックアウト
1日目の気づき、葛藤をシェアして1日目を終えていきます。
「ソウルメイトができた!」「人と何か一緒にやるのは自分には無理だと思っていたけど価値観が変わった」「原点に戻れた感覚」など深く対話したことで、人や自分と深くつながる体験をした方が多いようでした。

2日目:プロジェクトに対する意欲換気・プロジェクト作成

2日目は専門家やRYODORIの実践者から話を聞き視座を高め、1日目の自分の掘り起こしも踏まえてプロジェクトを固めていきます。

プロジェクトに対する意欲喚起
小樽商科大学大学院(ビジネススクール) 准教授 泉貴嗣さんのお話を聞きました。
社会問題や地域の課題をビジネス化する際に個人がまず意識することや、社会や地域にとって良いことと事業を両立する際のポイントなど、壁に当たりやすいポイントをイラストを用いてわかりやすくお話しいただきました。

プロジェクトの進め方や・コツをつかむ

いよいよ、自身のプロジェクトのアイディア出しを行っていきます。プロジェクト実践から起業等のキャリア事例の紹介の後に、Will Can Need Resourceの視点から洗い出し、結節点を見つけていきます。自分で考えるだけでなく、他メンバーからもアイディアをもらうことでやりたいことの可能性、イメージが膨らんでいきます。

RYODORI 実現者との対談

会場、PORTOの運営会社である(株)Earth Friends Campの取締役の志水さんと、上川町 ソーシャルビジネスアドバイザーでもある久保さんにRYODORI実現者として登壇いただきました。活動初期のリアルな心境と大変だったことや、どのようにお客さんの獲得等、お金的な持続性を確保していったのか?など一筋縄では行かないお二人の体験談と、とにかくやるしかない。といった実践の大切さと勇気を頂く時間となりました。

トークセッション終了後もお二人に残っていただきお金のことやプロジェクトを前に進めるためのアドバイスをいただきました。

3日目:プロジェクトの発表

マイプロジェクトの発表(宣言)とそれに対する共感ベースのコメント会
いよいよプロジェクトを全体に発表していきます。ゲストとして、上川町役場担当の方や社協の方、日程が合わずプログラムには参加できなかった方などもお越しいただき、参加者一人一人が企画をまとめたものを発表していきます。

「まちのために頑張って、忙しすぎる上川町の働き手に休んでほしい」という想いを活かしたバックオフィスサポート+リラクゼーションサービスや若者と高齢者との接点を作るプロジェクト、ライコネ(Like・Life×connect)!など、それぞれの想いやその人ならではの観点が十二分に染み出たプロジェクトが生まれました。


3日間を振り返る

3日間を振り返っていきます。「貴重な機会だった。形にできたことが自信になった。」「自分のWillを載せて仕事ができると仕事が楽しくなる」など、それぞれの3日間の気づきをシェアしてもらいました。

3日間を終え、1.5ヶ月のアクション期間に入っていきます。それぞれの動きを聞くのが楽しみです!3日間ありがとうございました。

チェックアウトコメント(一部抜粋)

  • 本、Youtubeなど学ぶ方法は色々あるが、3日間集中して学んで、形を作れた。深められた貴重な時間だった

  • 見方を変えると違う方向に広がっていく、一人で考えると頭打ちになる。周りの意見を柔軟に組み入れるかが大事

  • ビジネスに興味を持った、社会的な意義を感じた。

  • 段階を踏んで考えて、発表することで自分が考えられてないところに気づくことができた。人への伝え方など今後の仕事にも活かしていきたい!

  • 自分を軸にしてものを考えることがこれまでなかった。ビジネスを学ぶと色々バランスがとりやすくなりそう

  • こう言う場が好きじゃなかったけど、やればできる自分に気付けた


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