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自分を差し出す訓練
前回は、自分や相手を守る・コントロールするという事を中心に書いたのだが、それだけでは誤解になると思ったのでもう一つ、今の自分がやっている事も載せておこうと思います。
今私が一番稽古しているのは受け身です。
どんな相手にも同化してくっついてゆける稽古をしている。
この話をしだすと大変なので、機会があればちょこちょこ小出しにします。
今回話したい事は、自分の体から力みをとってどんな人の技も吸収して受け身できるようになれる自分にするという目標を私は持っているという事。
その目的として、私が目標としている長崎の先生と熊野塾の先生、どちらも、砂泊先生と引土先生という開祖の高弟の先生方の合気道を引き継いでいる先生だと私は思っている。
昨日の話にも通じるが、断言していい、先生達は100%で私達に技をかけれない。
私達に対して配慮せざるを得ないという事。
「先生、私に技かけれませんよね!」って話をよくする。
真髄を知る為には、真剣に立ち合いができなければ絶対に見えないものがあると思っている。
正しく理解する為には100%吸収できる自分になるしかないと私は思っている。
その為にも、自分や相手をコントロールしない稽古もしなければと思っている。
相手に自分を差し出す訓練。
だいたい、思考が邪魔をする。
固定観念もジャッジも無くして思考ゼロでどれだけ相手に合わせてゆけるか。
開祖の技を受けてきた高弟の先生方は、自分というものを捨てて手を取りに行かなければ殺されるというような真剣勝負の中に生きていたんだろうなと私は思っている。
今はそんな時代ではないけれど、そんな想いがないと真髄は見えないし風化してしまうのではないかとも私は思っています。
私は先生の技を100%受けきれる私をつくる努力を日々の稽古の中にいれています。
それは結局、姿勢をつくるという事と自我を消すという稽古に尽きるなと思います。
あー、ここまで書いてなぜ私が長崎の先生と熊野の先生に付いているのかが腑に落ちた。
私の為に書かされたかもしれない。
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