続「部下」としてどう接する!?上司タイプで使い分ける!コミュニケーション術 2024ver.
7月に入り1週間、暑さが続く日々をお過ごしのことと思います。
なんと2024年も半分過ぎてしまったのですね。残り半分!この夏も暑さに負けないよう、頑張ってまいりましょう!
さて、こちらnoteで弊社㈱Tenmaruの理念や事業についてお伝えして、約3年と半年、一体どの記事が読まれているのかと調べたところ、
「「部下」としてどう接する!?上司タイプで使い分ける!コミュニケーション術」
「「上司」として「部下」へのコミュニケーション、「もう一歩!の言葉」とは?」
こちらの記事が、たくさんの方に届いているようです。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
こちらタイトルをご覧いただけばわかる通り、
「部下から上司」「上司から部下」に対するコミュニケーションに関わる記事。内容も対になっております。
職場における上司部下の関係構築に悩みを抱える方が多くいらっしゃるのかな…というのは、少々穿ち過ぎでしょうか。いずれにしても求められている情報、ということなのでしょう。
というわけで、ご好評にお応えし、今回は「部下から上司へのコミュニケーション術」、イマドキ事情を加えた2024年ver.をお伝えさせていただきます。
「部下」が思う「上司に対する悩み」
部下が考える「理想の上司像」とはどのようなものでしょうか。
ここで、Z世代を中心として実施されたアンケートを見てみましょう。
こちらの内容、Z世代に限らず、どなた様も感じる「よい上司像」と思えるものではあります。
一方、若手社員にとって良き上司というのは、「的確な指示や指導」という実務的なものよりも、「コミュニケーション」の方が大切だと考える部下が比較的多い、ということになるでしょうか。
若手社員のコミュニケーション問題
先ほどから、「若手社員」という言葉を使っておりますが、では若手社員とはどのような人達かご存知でしょうか。
過去エントリ
「最新版!若手育成についての事情アレコレ 」
でお伝えしているのですが、総括すると
「Z世代はライフワークバランスを重視し、プライベートな時間を大切にしている。一方で、濃密な人間関係を避けているわけではなく、むしろ、仲の良い職場を望んでいる。会社の人とも良好な関係を築きたいと考えている」
となるでしょうか。
上司と良好かつ適切なコミュニケーションを取りたいと考える部下像が浮かびますね。
一方で、アフターコロナの今現在、リアルでのコミュニケーションに自信が持てない若手社員が増えている状況もございます。
過去エントリ
「最新版!アフターコロナの新卒事情 」
でもお伝えしている通り、アフターコロナの若手社員は、学生時代をコロナに奪われています。
リモート授業が当たり前、人との接触を制限された学生時代、アルバイトやサークル等の経験もできません。
それゆえ、対面リアルでの体験が少なく、電話や対面でのコミュニケーションに苦手意識を持っているケースが非常に多いのです。
これらの状況を考えると、若手社員が上司とのコミュニケーションに悩んでいる…というのも納得のいく話です。
上司部下リアルな関係が難しい
アフターコロナの現在、毎日出社しオフィスで顔を合わせてコミュニケーションを取ることが可能になりました。むしろコロナ禍の時よりもコミュニケーションが取りやすくなっているはずなのに、それでも若手社員が上司とのコミュニケーションに悩みを抱えているのはなぜでしょう。
これには時代特有の事情もあります。今の若者はコミュニケーションにおける「会話」の機会が減っています。携帯電話のない時代、遠方にいる人との連絡手段は電話でした。直接の会話だったのです。
では今はどうでしょうか。LINEや各種SNS、DMなど「文字」におけるコミュニケーションが多くなっています。
ビジネスにおいてもLINE WORKS、Slack、Chatworkといったビジネスチャットが有効活用されていますよね。この「文字でのコミュニケーション」は近年比重が高くなりつつあり、若手社員はよく適応しています。
ここまでの話を総合すると、
新しいツールであるビジネスチャットにもよく馴染み、文字によるコミュニケーションが得意な反面、会社で机を並べ、指示や指導を受ける上司との直接コミュニケーションに自信が無い…
そんな若手社員像が容易に想像できますよね。
「文字」の怖さ
文字によるコミュニケーションが得意な若手社員、その特性はビジネスにおいて有利に働いているはずです。
メールは送る前に推敲もできますし、自分のタイミングで返信も可能。じっくり考えて気持ちを伝えることができるので、安心感があるのでしょう。
しかし、ここでひとつ注意していただきたいことがあります。
「文字は怖い」ということです。
何気ない文面が誤解されたり、怒ってるわけでもないのに怒っていると思われたり…どなたもSNS等で心当たりがあるのではないでしょうか。
文章は感情が乗りません。書いた文字の意味そのままに伝わります。それゆえに、誤解される可能性が大いにある、ということです。
これに対し対面のコミュニケーションではどうでしょうか。
たとえ仕事のミスを注意されても、笑顔で「次から気をつけて」と言われれば、注意すると同時に、これで上司の機嫌を損ねたわけではないのだなと伝えることができます(真実はどうかは置いておいての話ですが)。
若手社員にお伝えしたいのは、「文字」のコミュニケーションは、実は対面よりもよっぽどリスクのあるものであり、対面と同じくらい注意深くあって欲しいということ、気に留めておいていただきたいと思います。
そして、コミュニケーションに苦手意識を持つ人こそ、対面でのコミュニケーションの方が誤解なく、スムーズに進むこともある、ということも合わせて付け加えさせていただきます。
理想の上司は存在するのか?
さて、上司とのコミュニケーションに悩む若手社員は、どのような上司を理想と考えているのでしょうか。
ネットで検索すると、大谷翔平選手やHIKAKINさんの名前が挙っています。確かに魅力的な方々ではありますが、実際に働いている姿を見たこともなく、人となりもわかりません。恐らくアンケートを取る人も答えている人も「イメージ」で話しているだけですし、それを重々承知していることでしょう。
しかし、皆様の上司に大谷選手が来ることはありませんし、大谷選手が来たからといって理想の上司になってくれる保証はありません。性格が合わない可能性もあるでしょう。そして、たとえ性格が合わなくても、大谷選手が素晴らしい選手だということも事実です。
そしてそれは、皆様が日々対峙している上司もまったく同じなのです。
理想とする上司ではないかもしれませんが、上司なりに良かれと仕事をし、指導し、一緒に働いている仲間です。人にはタイプがあり、それぞれが違う個性を持っています。上司に恵まれない、上司に理解がないと感じている若手社員の方、それは「上司が悪い」、ということではなく、たまたま「合わない」だけなのかもと、今一度、上司を観察してみて下さい。
性格が合わなくても一緒に仕事をするには
ここからは過去エントリ
「「部下」としてどう接する!?上司タイプで使い分ける!コミュニケーション術」
でお話させていただいたソーシャルスタイル理論の話になります。詳細はリンク先を参照いただければ幸いです。
要約すると、何も上司と友達になれと言っているわけではなく、仕事で必要なコミュニケーションが円滑に進めば良いわけです。
たとえ「タイプが合わない」上司の元で働くことになっても、「タイプ別」のコミュニケーション術を身につけ、仕事を進めていきましょう、という話ですね。
そうなのです。別に、上司と仲良くなる必要はありません。合わないのであれば、合わないなりに適切なコミュニケーションが取れさえすれば、それで問題が無いのです。
「上司のタイプ」を見きわめよう!
「ソーシャルスタイル理論」は、簡易ながらも的確に人のタイプを分類でき、実践的な「使える」タイプ分類法です。
このように、人のタイプを分類すると、その行動傾向や志向が明らかになります。
「ソーシャルスタイル理論」の良いところは、人をざっくりと
「分析タイプ」「行動タイプ」「温和タイプ」「直感タイプ」
4種類に分類するところです。
あまりに詳細な分析だと、「タイプの見きわめ」に手間も時間も大きく割くことになり、現実的ではありません。
「ソーシャルスタイル理論」は、営業で初めてお会いした方にでも、その場で使うことができる分かりやすさと簡易性もメリットとなっています。
いかがでしょうか。上司を思い浮かべてみてください。どのタイプに該当しますか?
例えば、「直感タイプ」の人に適した接し方は、「個人的な話から入る」「熱心に聴く」「夢や目標を聞く」などです。
また、タイプ診断は「相手」だけに有効なものではありません。本来の自分はどのタイプに該当するのかを知ることができます。
「行動タイプ」の人は言葉による感情表現が乏しい傾向があるので、感情を感じさせる話し方を心がけるようにしましょう、といったように、タイプ診断は「自身のタイプ特有のコミュニケーション術」を理解する助けにもなってくれるのです。
コミュニケーションを取るべき相手のタイプを知り、自分のタイプを把握し、それらの傾向を上司とのコミュニケーションにぜひ!生かしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
「ソーシャルスタイル理論」はすぐに使える実践的な理論です。人のタイプは様々。他にも有効なアセスメントがございます。
上司とのコミュニケーションに問題を抱えている、若手社員のコミュニケーション力を高めたいといったご相談がございましたら是非、弊社㈱Tenmaruにご相談ください。すぐに使える実践的な各種研修をご案内させていただきます。
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