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【媒体運用手法】Wantedlyの「新運用方法」を公開!


みなさんこんにちは。ポテンシャライトの寳田(ほうた)です。

noteは、下記「HR new trend. ポテンシャライト 3weeks calendar」の第三弾になります!

※「HR new trend. ポテンシャライト 3weeks calendar」とは:
本日から3週間 ポテンシャライトがキャッチしているトレンド/ノウハウをnoteにアウトプットしていきます。コロナの影響でお時間が捻出できている方もいらっしゃるかと思います。そのタイミングでポテンシャライト のトレンド/ノウハウを共有しよう、という試みです。

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上記がカレンダーになります!(詳細な内容は上記noteのリンクをご覧ください)

では、本題を。

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今回はご存知の方も多いWantedlyについての内容になります。

日頃採用においてWantedlyを使われている会社さんも多いのではないでしょうか?(実際に私が担当しているクライアントさんは全てWantedlyを採用手法の1つに選ばれています🙋‍♀️)

ただWantedlyでは3-6ヶ月ごとくらいにアルゴリズムが変わってきています。

本noteではそんなアルゴリズムに四苦八苦しながらもWantedlyを利用して「自社採用」を行う中で見つけた新しい気付きを記しております。
結果的に3ヶ月で3人採用することができました!

※あくまで弊社での取り組みを通して得たポイントになりますので、実際にWantedly運用の際、一事例として参考にしていたらけますと大変嬉しいです。

▼このnoteを読んで欲しい人
- エントリーに伸び悩んでいる人
-  Wantedlyをどう運用すべきか悩んでいらっしゃる方

では、始めます!


(0)はじめに

まずはじめに「Wantedly」を利用するにあたり知っておくべきことをこちらに記しておきます。

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Wantedlyを利用するにあたり現状の把握は必要ですよね、出してみました。掲載企業数が31,149件、掲載求人数が57,048件...。
かなり有効求人倍率が高い。2017年4月は2400件くらいだったと思います。

そんな中で1日に作成される求人数は全体で250件。

普通に運用していては埋もれてしまいますね。こちらの数字を見ても分かる通りWantedlyは戦略的に運用しなければなりません。

戦略的に運用って何...?

Wantedly運用においてやるべきことは大きく3つあります。

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①事前準備
②募集記事の運用
③フィード設計/運用

今回Wantedlyを自社採用にて運用する中での大きな気付きは【募集記事の運用】にありました。

ここから運用のお話をさせていただくのですが

▼募集開始の10月から1月の新運用開始までの期間
「運用方法1.0(旧運用手法)」
▼新運用方法開始後の期間
「運用方法2.0(新運用方法)」

と対比しながらお話しを進めさせていただきます。


(1)運用手法1.0

Wantedlyを利用開始し始めた10月。

参考までに弊社が10月Wantedlyで応募を開始するまでに行なったことは9つ!

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その他、求人タイトルをみんなで出し合う考案大会を行なったのも
懐かしい...

募集開始できたのは10/28。
募集開始して1ヶ月のPV数、エントリー数は・・・

<運用手法1.0 数値>
■PV数      :4428 
■エントリー数:38
■応募率   :0.8%
※平均応募率1.1%

比較的募集開始の1ヶ月はPV数やエントリー数が多いと知っていたので死ぬほど拡散しました。(毎日Slackで求人応援・拡散のお願いをしていたほど)今振り返るとお恥ずかしながら募集を開始してから全く効果は出ていなかったですね。

主に行っていた旧運用手法はこちらです。

<運用手法1.0  旧運用方法>
①募集記事の運用
→まず、募集職種×3種類のタイトルの求人作成をします。その後は1日1件の求人のオープン、1日1件クローズする業務を行います。ただ、応募がたくさんきている求人は「育てていきたい求人」なので、クローズはせず、PV数が少ない、応募がきていない求人をクローズして鮮度を保ちます。
②オープンポジションの作成
 →該当求人がなかった場合の候補者の逃げ道を作る
③Wantedlyフィードの作成、公開


(2)運用手法2.0

年明け頃、代表山根より「自社もWantedly、本格的にやっていこうか」

突如自社採用チームが発足しました。これまでも自社採用は行なっていましたが、リファラル採用がメイン。そんな中でWantedlyでの採用を本格化。いつもWantedlyなどの媒体設計や運用の支援をさせていただいている私を含めチームにとって実績が出ないのはありえない状況でした。


旧運用方法がどのくらい伸びていなかったかというと・・・

毎日公開する新着求人のPVが1日に30件ほどしかつかなかったんです。純粋に見られていないということですね。もちろん応援や拡散はしていたにも関わらず、です。

3年ほど前は新着求人は1日100件ほどはPVがついていたようです。

そもそも閲覧されていなければ必然的に応募もあまりこない状況が続きました。

「...これ、、このままじゃまずい...」

普通に運用しても伸びない。つまり、通常の新規求人を毎日公開し続けるのでは純粋に埋もれてしまう、そう感じていろいろなことを試しました。

試したこと、気付きは後ほどお話しさせていただくとして、新運用方法を試した結果がこちら🙋‍♀️

<運用手法2.0 数値>
・PV数      :6781   (+2353)
・エントリー :139     (+101)
・応募率   :2.04% (+1.24%)
※()の中は旧運用手法との比較

結論、PV数、エントリーともに増加しとても良かったです。そして実際に3人の採用もできました。

この結果をもとに支援させていただいている会社さんでも早速新運用を行いました。(1番成果が出たところでは2週間で100件ほどのエンジニアさんから応募が...😳!)


(3)運用手法2.0を試す前に・・・

運用手法2.0の新運用をお伝えする前に、Wantedlyにて自社採用を行うにあたり恐らくアルゴリズムが変化したのではないかと当社では考えました。その中で今回の重要なポイントは

Wantedlyに存在する「おすすめ」をハックすること

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◆Wantedlyの「おすすめ」とは?
みなさんがPCでWantedlyの募集を見た際、右上に表示されるものです。特にスマホでWantedlyを開いてみるとわかるのですが、トップページを開くと「おすすめ」がプリセットされているんです。


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ユーザー側が「新着」「人気」をクリックするとその2つを見ることができます。かつ、求人のポジションはそのユーザーが登録した職種コードでプリセットされています。(私の場合コーポレート系でプリセットした状態で表示されていますね。)

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お分りいただけたと思うのですが、今回新運用方法(運用手法2.0)ではつまりこの「おすすめ」に上位表示されるための運用を行いました。


(4)運用手法2.0で行ったこと

「おすすめ」にて当社求人を上位表示させるために行った運用手法2.0。行ったことは下記4つです。

a) 「育てる求人」の設定
b) 求人タグの活用
c) サムネイル写真の活用
d) 職種別分析

それぞれ説明します🙋‍♀️

a)「育てる求人」の設計
→昨今のWantedlyの求人運用において、新着求人の運用のみですと戦うことができません。(運用手法1.0で感じた通り)
そこで自社求人で検索し、現時点で「おすすめ」にて上位表示されているものを「育てる求人」と設定し、動いていきました。
(職種が複数ある場合は、職種ごとで「育てる求人」を設定します)


b)求人タグの活用

求人タグはサムネイル(求人写真)下に表示される部分になります。「人材・採用経験のある方、歓迎!」部分ですね。実は職種ごとでどんな求人タグにするかでPV数は変化しました。活用しない他ありません。

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c)サムネイルの活用

ユーザーが求人を見るときに真っ先に目に入るであろうサムネイル(求人写真部分)普段通りのサムネイルだとユーザーが飽きてしまっている可能性も高いので、当社ではフリー素材を使用した求人も作成しました。結構これは効果的でした。(個人的には意外でした。)

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d)職種別分析
求人タグや求人のタイトル、サムネイルなど職種ごとで分析してみましたが、職務によってもバラバラでした。

そのため職種ごとに
- 求人タグ
- 求人タイトル
- サムネイル
を分析して何が適切なのか傾向を探りました。
それぞれの求人でPV数、応募数のみならず、どんな属性の人に打ち出すためには●●が良さそうという部分をシートにて分析していきました。


上記4つの運用手法2.0を試してみたところ、随分と数値が変化しました!

<運用手法1.0 数値>
■PV数      :4428 
■エントリー数:38
■応募率   :0.8%
※平均応募率1.1%

<運用手法2.0 数値>
■PV数      :6781   (+2353)
■エントリー :139     (+101)
■応募率   :2.04% (+1.24%)
※()の中は旧運用手法との比較

一つひとつの運用方法の詳細をこれ以上お伝えするとマニアック過ぎる内容になってしまうので、また別の機会にお伝えさせてください🙇‍♀️!


(5)最後に

今回、Wantedlyの「おすすめ」に注目して運用していたのですが他にも様々なことが分かってきました。どんな運用を行なっているのかここでは全てをお伝えできないのですがご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

これからもより皆さんに適切な、そして有意義な情報をお届けできるよう頑張ります。

それではまた!

<当社コーポレートサイト>








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