1からデザイナー採用を始めるあなたへ|デザイナー採用の教科書
こんにちは、ポテンシャライトの寳田です👩💻!
「デザイナーの採用を進めているのですが、なかなかうまくいかなくて…」 「デザイナーの採用ってどのように行うのですか?」
と、あるデザイナー採用に関わる方からご質問をいただきました。
デジタル化の進展によりウェブサイトやモバイルアプリ、デジタルマーケティングのコンテンツなどさまざまなデジタルプロダクトのデザインの重要性が高まっているだけではなく、多くのデザイナーがフリーランスとして働くとを選ぶようになっていることが故なのかデザイナー採用に苦戦しているという話はよく聞きます。
単に「デザイナー」といっても
・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・グラフィックデザイナー
・コミュニケーションデザイナー
によってターゲットは全く異なりますし、
Webデザイナーを起点としたキャリアアップも様々です。
そこで今回は、採用難易度の高まっているデザイナー採用に必要な前提知識や施策、手法について本noteで説明します。
ゼロから採用を始める方もぜひご参考ください。
「Webデザイナー」における採用手法については下記noteに記載させていただきます!
1. デザイナー採用を進める前に把握するべきこと
デザイナーを採用するための手法を公開する前に、よりスムーズに採用活動を進めるために事前に把握した方が良いことをお伝えします。
1-1. デザイナーと呼ばれる「職種」と「デザインの分類」について
「デザイナー」と一言で言っても、ポジションが多数存在しています。Webデザイナーを正確に理解するためには「類似しているデザイナー」との違いを理解しなければ、話を有意義に進めることが難しいと思っています。
そのため、あらゆるデザイナーの職務内容の定義・類似職種の違い/デザインにはどのような分類があるかを理解することがポイントです。
まずはデザイナーの職務内容の定義と類似職種の違いについて👇
デザイナーといっても様々な職種がありますね・・・!
私も数年前にデザイン職種の採用に関わることになり、当時デザイナーとして働かれている方々に業務内容やどのような課題に向き合っていらっしゃるのかをお伺いさせていただく中で少しずつデザインについて知るようになり、デザイナーの方々との共通語言語を持ちながら採用活動を伴走させていただけるようになりました。
新たな採用職種に触れる場合はその領域の採用のトレンドだけではなく
その職種のことをまずは知ってみると採用施策のヒントを掴むことができるものです。
そういった意味では「デザイナーを採用したい!」と現場から要望が出てきた際には上記に記載したような類似職種の違いを把握だけではなく
・「何」のデザインなのか?
・「何」を目的としたデザインなのか?
などの以下デザインの「分類」観点で共通認識をとっておくと職種名だけが一人歩きをすることがなく採用活動がスムーズに進むためおすすめです。
1-2. デザイナーの採用市場感
どのような職種を採用するにしても、市場にターゲットがどのくらいいるのかは大前提知る必要がありますので、デザイナーの市況間について説明します。
◆求人数について
とある採用媒体で調査を実施してみました。(2024年7月調査)
◆国内にどれほどのデザイナーはいるのか?
意外と想像がつきにくいですよね。
国勢調査では20万人弱と推定されているのですが、この調査ではデジタル領域以外の方々も含みます。そのためデジタルの領域に狭めるとかなり少ないのではないでしょうか。
あくまで参考までに「採用できる人数」まで狭めて考えてみました👇
国内のデザイナー人口 :約20万人
IT業界のデザイナー人口:約9万人
UI/UXデザイナー人口 :約2万人
採用ターゲットの人口 :約4000人
転職中の人口 :約1000人
選考を通過する人口 :約300人
採用" できる "人口 :10~100人
デザイナーを求める企業さまは増える中で、「デザイン」と一言でいっても様々な専門領域があります。そのように考えるとデザイナーの採用できることは奇跡に近いのではと考えてしまうくらいです・・・🙏
1-3. デザイナーの採用の理想的な進め方
ここまでデザイナー採用の難しさや採用ターゲットを把握いただけたかと思いますが、このような難題ばかりのデザイナー採用だからこそ採用に注力する「前」にやるべきことをやっておきたいですよね。
デザイナー採用に関わらず、一般的な採用活動の流れはこちら👇
上記を踏まえ、求人媒体へ転記し、スカウトを開始するも
「スカウトの返信が来ないんです・・・」
「応募が全くで・・・」
というご相談はデザイナー採用においては特に多いです。
しかしデザイナー採用を実際に開始する「前」にやるべきことはいくつかあります。
採用活動「前」に行っておくと良さそうな施策はこちら👇
前述させていただいたとおり、デザイナー採用にあたってデザイナーの中でも「何のデザインをお任せしたいのか」「類似の職種はあるのか」といった要件定義や選考上でポートフォリオの提出を必須とするのか否かなど事前に設計できているとスムーズに採用活動が進むと思いますので推奨しています!
2. デザイナー採用における全施策を並べてみた
ここからが本題です。一体デザイナー採用において取り組むべき施策・取り組んだ方が良い施策はいくつあるのか?まずはデザイナー採用においてできることを洗い出してみました。
それがこちら👇
レベル5に近づけば近づくほど、デザイナー採用において「強者(レベル高)」になれるイメージです。(個人的な所感ですが、レベル5まで到達している企業はほとんどないかと思います。)
特に話題にあがりやすい「採用手法」についてはこちら👇
あくまで弊社内の実績から推奨の手法を記載させていただきました。
2-1. 発信するべき「デザイナーチームの体制/環境」について
上記で採用ターゲットに対しての採用手法はご理解いただけたかと思います。続いては「どんな内容」を発信するか、という観点です。
どうしても「デザイナーにとっての魅力とは何か」をゼロベースで考えることは難しいかと思います。ただ、自社のデザイナーの体制や環境などの事実が他のデザイナーの候補者さまからすると「魅力」になり得ることもあります。そう考えると、現状の事実はきちんと発信したいものですよね。
弊社では、エンジニアと同様にデザイナー採用においても
自社の体制や環境をまずは「言語化」「整理」させていただいています。
今回はどんな観点でデザイナーチームの体制や環境を整理しているのか、一部を下記記載させていただきます。
どの職種の採用でも言えることですが、
いち求職者として「業務内容」だけではなく、採用企業さまのチーム体制や環境について知りたいものなのではないでしょうか。
上記は一部になりますが、それぞれの項目に対して「当てはまっている」or「将来的に取り組みたい」「当てはまらない」という自社の状態はあるかなと思います。さらには採用競合の企業さまと比較し、優れているものは自社の事実を発信するだけで「魅力」になり得るのでは?と思います。
3. 最後に
皆さんいかがでしたでしょうか。
今回は「デザイナー」に特化して採用の市況感や採用手法についてお伝えさせていただきました。弊社ではエンジニア採用だけではなく、デザイナー採用やビジネスサイドの採用のご支援も行っておりますのでご興味をお持ちの方はぜひお気軽にお声がけくださいませ!
※当社の採用/人事組織系支援にご興味がある方はお気軽にお声掛けください。
今後も採用/人事系のアウトプットを続けていきます。
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