知らないことを知ること
【第6回プロップスタイリスト講座(基礎編)】にご参加くださったみなさんありがとうございました!!
4回は私のアトリエで、2回はzoomを使ったオンライン上での講義という形で2年間やってきましたが、リアルでみなさんの顔を見ながら講義できる良さはもちろん、今回はカリフォルニアから参加してくれた子がいたりとオンラインの良さもあり、いろんな形でやってみるのもいいもんやなぁと。
また、普段なら関わることがないやろういろんな人生を謳歌している方たちに会えて、交流できて、教えている側とはいえ私自身この講座のおかげで毎回めちゃくちゃたくさんの学びを得ることができて、ほんまにありがたいなぁという気持ちになる。
このたった2年の間だけでも仕事に対する私の心境も毎回変わっているので、講義内で話してることも毎回違ったりしてて、前回は「あ、今私アートが何より大事なんやなって」感じやったし(笑)、今回は「10数年絶え間無い努力のおかげで最近実った?報われた?ことがあってそれがあまりにも嬉しくてその大事な仕事を一生懸命がんばりたい」って思えたりしてるし、みなさんから質問されて答えてるうちに自分の今を知るバロメーターにもなっててとてもおもしろい。
と、そんな私のことはともかく、講義の初日に比べて3日目のみなさんが明らかに意識が変わりつつあるのかメラメラキラキラしてくるのがなにより本当に嬉しい。
課題に対してもそれぞれの生徒さんに(結構辛辣なw)フィードバックをしたり(言葉がきつくてごめんやでみんな)、3日間、私がこの10数年で培ってきたことを惜しみなくお話することで、客観的に自分のことを知れたり知識としても知らなかったことを知れたと思うのですが、「自分にはもっとこういうことが必要なんだ…!」という具体的なポイントに気づいてくれる人がたくさんいて、それもう優勝やん?って気持ちになる。
『今自分に必要なことは具体的になんなのか』に気づけるとパーって視界が開けてくるし、あとはそこを重点的に努力したり、行動あるのみ。いけいけどんどんや。
私はこのプロップスタイリスト講座でみなさんそれぞれの『今自分に必要なことはなんなのか』に気づいていただくということを目標にやっているので、何か1つでも気づきがあって、1歩踏み出してくれたらとても嬉しい。
でもその前に、このドヤを撒き散らす圧強めの遠藤が主催する謎のプロップスタイリスト講座を受講しーよおって安くないお金を払って参加してくださった時点でもう既に圧倒的にバリバリにイケてるマインドの持ち主たちやと思ってる。一歩踏み出す勇気があるってすごいことやと思いません?しかも私の得体の知れない講座に。
毎回素直な素敵な人ばっかりが講座に参加してくださるおかげで「行動に移した結果こうなりました!」と報告してくれる方もたくさんいて、は?最高では?って思ってる。
(今までの、生徒さんたち、どうしてる?なんかあったら、報告してや(まめぞう心の短歌))
「将来どうしようか悩んでる」「何か新しいことが知りたい」「何かきっかけが欲しい」「もっと詳しく学びたい」っていう状況って、結局『知らないことを知ればどうすればいいか見えてくる』ものなので、何歳になっても「知らないことを知る、学ぶ」ということに貪欲になるべきで、大事なことやと思う。
世間一般に"好きなことを仕事にするってなんか特別なこと。自由なこと"やと勘違いしている方が多いなという印象がありますが、別に特別なことでもなんでもなくて、ただこれからどういう風に生きて行こうかなと考えた時に自分の選択肢の中に「好きなことを職業にする」という項目があってそれを選んだにすぎひん。
でも選択肢の中にそれを盛り込めなかった人はきっと自分の「好きなこと」がなんなのか具体的に把握できてなかったり、それが仕事になるのかを知らなかったりしてるからやと思う。
若ければ若いほど「知らない」ことは多いし、選択肢はその分少ない。でもそれを言い訳に「だって知らなかったから」と誰かや何かのせいにするよりは、いつからでもいいから「知る努力」をすればいいんとちゃうやろか。
ていうか「知る」ってめんどくさいとか大変とか難しいとか思われがちやけど、むちゃくちゃ楽しいことって知ってますみなさん?!!?!世界パーってなるし、うぉぉおぉおぉってなるし(伝わらん)
あとなんか「知る、学ぶ、勉強する」=「本読む」やと思ってる人結構いらっしゃるけど、間違ってへんけどそれだけじゃない。私のプロップスタイリスト講座で話すことなんてどこの本にも書いてへんで。
あと対価を支払って価値あることを知る得る学ぶようにする癖をつけておくことも損ないと思う。今の時代ネットやSNSでめちゃくちゃ有益なコンテンツいっぱいあったりするけど、無料で有益なものを手に入れることが当たり前になってしまうと知らず知らずのうちに「自分がよければそれでいい」という思考が育ってしまい、反対に「恩返しマインド」が育ちにくくなると思っている。「ありがとう」はぜひ目に見える形で循環させていこうな。
話がそれましたが、知ればなんだっていくらでも好きなことを仕事にできる道がある。私なんてプロップスタイリストの定義があやふやなのをいいことに勝手に色々やってる。(自分でもむちゃくちゃやなこいつって思ってる)
とはいえこの講座では「こうしたら絶対プロップスタイリストになれる」なんて近道やレールは一切お伝えしていない。
みんなで色々試していこうや〜って感じでそれぞれの人がそれぞれのやり方でなりたいプロップスタイリストになればいいと思ってる。もちろん自分がどうやってプロップスタイリストになったかの話はするけど、それは私の方法であって、時代も違うし、今は今の方法がある。
だから常に勉強することをやめないで、選択肢を更新していかなきゃいけないということでもある。
結論、何が「自由」なのか人それぞれやと思うけど、少なくとも「自由」というのは選択肢が多いことと直結してて、「選択肢を増やす」=「知らないことを知る。学ぶ。」ということなので、何度も言うけど日々勉強することで自分のこと好きになれるようになっていくんやと思う。
ちなみに「努力はいつか花開く、成功する日がいつかくるから努力し続けよう」なんて無責任なたいそれた話がしたいのではなく、今の自分のことが好きになれたら嬉しいやんなっていう話。
実際「成功する」の定義も人それぞれやと思うけど、仮にそれが名誉やお金なのであれば「好きな仕事」でそのレベルに達するにはとっておきの「運」も必要になってくるし、下手したら少し自分のことが嫌いになってしまうこともあるかもしれない。
私もお金持ちになって白鳥の彫像の口から水が出る噴水のある家に住んでみたいけど(嘘)、今の自分が好きやし、わざわざそれを壊してまでなりたいものでもないのでまぁそこは運が味方してくれたらでいっかって思ってる。てかそもそもお金持ちになりたいなら確実にお金もらえるのがわかってる職業を選べばいい話やんな。あとは石油王と結婚するか(選択肢の少なさw)
私はアートに目覚めてから余計自分のことが好きになったし、アートを勉強することで同時に世界観を作るための膨大な知識がどんどん頭に入ってくるし、ストーリーや作者の想いを想像することでもともと豊かだった感受性がとめどなく豊かになってきたし、1つの物事を時間をかけてじっくり見つめてみるという目も鍛えられてきたし、コナン級にどんなことにも疑問を抱き、正しいソースを調べる癖もついたし、そのおかげでプロップスタイリングにもそれを活かせるようになってきたので、昔自分がしたスタイリングよりも最近のスタイリングの方がそこに様々な想いや意味を込めることができてて好き。
結局どんな学びも遠藤たらしめる全てに繋がってくるんやとも思う。
と、いうわけで、突然語り始めてしまいましたが、次回の「プロップスタイリスト講座(基礎編)」の開催時期は未定ですが機会があれば是非ご参加ください。遠藤とおしゃべりしましょう。
私もこれからも日々アートについてバリッバリに勉強していこうと思う。目指せNetflixでコンマリに負けない私のアートスーパークジョイ番組(ん?)
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