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土井あゆみです。こんにちは。

最近、周囲で結婚する方もいたりして、こういった話題があったので、この機会にわたしの結婚観・恋愛観に触れておこうと思います。

恋愛でも結婚でも、昔からわたしが大事だと思ってきたことは、カップルであるなら、お互いに尊敬し合っていること、そして高め合える関係性であることです。

そういった関係性でいられるように努力しますし、高め合えない関係なのであれば、関係を清算して次のステップに進むことも大切ではないかと思っています。

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現代日本では、籍を入れない事実婚夫婦も増えていますし、さまざまな形でのパートナーシップのあり方が見られるようになりました。

データとして厚労省の2019年度の人口動態統計*1を参照すると、
婚姻件数は年々減少しており、離婚件数はピークこそ2002年ですが、1990年代後半以降は一気に増加し、その後ほぼ横ばいとなっています。
また、2019年度の婚姻件数は約58.3万組なのに対し、離婚件数は約21.0万組です。

また海外では、事実婚の割合は年々上昇しており、2012年のデータ*2においては、人口全体のうち、北欧諸国では20%程度、フランスやイギリスでも10%以上の人が事実婚(同棲)になっているそうです。ちなみに、同年度の日本の事実婚比率は0.2%です。

世界的に見ても日本国内においても、「結婚するのが当たり前だ」という意見は減り、1990年代からは「必ずしも結婚する必要はない」という意見が多数派になっています。*3

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好きな人とめぐり合い、一緒にいる時間を共有できることはとても幸せなことだと思います。自分のこと、もしくは自分以上に大切と思える人に出会えること自体が素晴らしいことですし、そういう人と人生を共にできることは本当に素敵で、わたしもそういったご縁は大事にしていきたいと思っています。

一方で、そのパートナーシップにおいて、婚姻関係を結ぶか、事実婚にするかはそれぞれで、昔は婚姻関係を結ぶのが常識だったのが、今は選択肢が多様化してきています。

大切な関係性の人ではあるものの、あえて籍を入れる必要はないという考えも増えてきていますし、さまざまな理由で籍を入れない人が増えてきています。

また「離婚」という言葉は日本だとネガティブに捉えられがちですが、離婚後のほうが仲が良いという円満離婚の話も聞くことがありますし、学校の卒業式のように、寂しさはありつつも、次のステップに向けた必要な卒業だという場合もあるのではないかと思っています。

そもそも、他人の結婚・離婚に対して何かを言う立場でもないなと思うので、大切なのは本人たちが幸せかどうかなのではないでしょうか。

ヴィーガンアドバイザーの活動も同じで、肉を食べる人を否定するつもりは全くありません。ただわたし自身は、歴史的な背景や栄養・健康・将来の地球のことを考えて肉を極力食べない選択をしているというだけで、考えを押し付けようとは思っていません。

他人の噂話や世間体・評判はさまざまですが、わたしは“自分の目で見たものを信じよう”と生きてきました。直接的に接点のない人をどうこう言うよりも、自分と家族や仲間が幸せになることに時間と労力をこれからも使いたいと思っています。

参考資料
*1 令和元年(2019)人口動態統計の年間推計
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei19/index.html
*2 OECD Society at Glance 2014
http://honkawa2.sakura.ne.jp/1538b.html
*3 平成25年版 厚生労働白書
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf

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