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【日本酒のプロが教える】いい日本酒をもらったから、とっておこう♪〜気をつけたい保管方法【置き方編】

世界で16人だけの国際唎酒師・日本酒学講師・酒匠のトリプル資格保有者、藤代あゆみです!


送別会が増える3月。「お世話になったあの人に、日本酒を贈ろうかな」 と思ったり、もうしばらくすると「壮行会で、プレゼントにいい日本酒をもらっちゃった!」なんて人が増えてくる時期です。せっかくの日本酒ですから、大切に飲みたいですよね♪

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日本酒を贈る側も、もらう側も、日本酒を大切にとっておくための秘訣を知っておくとおいしさも倍増です!日本酒のプロ【日本酒オタクのあゆみせんせい】こと、藤代あゆみがお教えします!

1|日本酒に賞味期限ってあるの?

普段、スーパーやコンビニで買い物をするとき、賞味期限って気になりますよね。賞味期限がギリギリのものでも、安くなっていると「すぐ食べるから大丈夫!」なんて思って、私はつい手が出てしまいます(笑)

一方で日本酒はというと、お酒なので、原則として賞味期限がありません古酒熟成酒といった、ワインでいうところのヴィンテージの日本酒みたいなものだってあるんです!ウイスキーなら、12年より18年、年数が長いほど価値が高くなりますね。

とはいえ、そういう年数ものは管理が徹底しています。いい日本酒を買ったり、誰かに頂いたりしたときは、自宅で保管することがほとんどでしょう。しばらく経った後でも美味しく飲むためには、保管方法が大切になってきます。

2|日本酒ってどこに保管するの?

「とりあえず、日の当たらない涼しい場所に置いておけばいいんじゃないの?」

そう思う人も多いと思います。なんと、だいたいは合っています!食べ物と同じように考えていただければOKなので、「腐らないようにするには?」と考えてもらって、あなたのおうちのいわゆる冷暗所に保管しましょう。

そんなとき、スペースの関係から、横置きする場合もあると思います。ワインだって、よく横向きとか、ちょっと斜めにして置いていますよね。

しかし!日本酒だとこの置き方はNGのことが多いのです!


3|日本酒の正しい保管方法

結論から言いましょう。日本酒の正しい保管方法は【縦置き】です。

縦に置いておかないと、こんなことになってしまいます・・・。

なんだか嫌な色の液体が漏れていると思ったら、キャップが!!!

日本酒にもいろいろなタイプの蓋がありますが、現在流通している日本酒のほとんどは金属っぽいものが使われています。横置きにしてしまうと、日本酒の液体が蓋に触れて、こんな風に腐食してしまうことがあるんです。。。(※こんな風にならない素材の蓋を使っている日本酒もあります)

逆に、「ワインは横置きしなければいけない」と聞いたことがあるかもしれませんが、あれは、ワインのコルクをある程度湿らせておかないと、コルクが縮んで空気が入り、酸化してしまうなどの理由から。(諸説あります)日本酒はコルクを使わないので、横置きにする必要はないどころか、液体が蓋に触れないように気をつけないといけないんです!

特に贈り物/頂き物の日本酒だと、箱に入っていたりするので、横に置きやすかったりします。あげる前に横置きしている場合もありますし、もらってからも横置きにする可能性が高いので、すぐに飲まないときは必ず縦に置いておきましょうね。

こうすることで、時間が経っていても日本酒を美味しく楽しむことができるようになりますよ〜!

誰かに日本酒をあげるときも「ちゃんと縦に置いて保管してましたよ!」と言うだけで、あなたの思いやりが伝わるかもしれません♪

4|まとめ

日本酒の保管方法といえば、日の当たらない冷えた場所で!ということが多いのですが、意外と知らない【置き方】について今回はまとめました。

日に当ててはいけない理由や、温度管理についてはまたの機会に書こうと思っていますので、私のnoteをフォローして待っていてくださいね。いいね♡も励みになっています!

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