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世界を信じられそうな、気がする。

「Carole King Home Again Live in Central Park」
を映画館で観てきました。

キャロル・キングは、タペストリーぐらいしか知らないのだけど、大好きなアルバム。2010年の武道館のライブには上司たちと観に行った思い出が。

1973年5月26日のニューヨーク、セントラルパークでの外旋ライブを収めたドキュメンタリー。

飾らなくて、シンプルで、でもすごくすごく力強くて美しい音楽。
観客もフリーライブらしく、自由で、思い思いに聴いている自由な雰囲気。
でも、どこまでもこの音楽を愛し、信じている空気が伝わってくる。

最後のYou've Got a Friendのアウトロのフェイクがすべてを物語っていたようだった。涙が溢れてしまった。

私が幼いころに音楽を聴いたときの感覚が久しぶりに蘇った。
「この世界を信じられるかもしれない」と。

音楽に込められた思い。
それを聴く人の思い。
そこに生まれた確信。

それが音楽なんだよね。
それが音楽であり、だからこそ、音楽がある。

キャロル・キングの音楽があって、よかった。


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