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自然の中の散歩が、私を救ってくれた

3年程前
いろんなことに疲れてしまって、

もう身体も心も
動かなくなってしまったことがあった。

それまで
何度も何度も自分を立て直し、
まだいけるか、まだまだやらなければ、、、

そうやっていつも自分を追い込んでいて。

たぶん
もう身体も心もすでに限界だったのだけど、
気づいてあげられなかった。

気づいた時には、
一気に崩れ落ちるかのように
粉々になってしまった感覚があった。

あれ、私もうダメなんだ、、、
もうこれ以上頑張れないんだ、、、

そんな風になるまで
自分で自分を追い詰めていた。


動悸もよくするようになり、
いよいよこの街には(この家には)
もう住めないんだなって、
そんな風にも感じて、
わがままを言って
引っ越しさせてもらったことがあった。

その原因は、今思うと自分にあったのだけど、
当時は周りのせいにしていた。

庭のペパーミント
フレッシュハーブティーに。


引っ越しをして、
違う土地での生活。

もう自分は復活できないような、
そんな気もしていた。

それでも
毎日仕事に家事に追われる日々。

でも、離れたことで、
自分を見つめるきっかけになった。

自分の幼少期のトラウマや、
そこからつながる感情など、
本当にたくさんのことを振り返り、
自分のどこに原因があったのかを探る毎日。

押し込めていた
悲しみの感情を出すことから一つ一つ。

私の中に溜め込んでしまった感情、
見ないように蓋をしてきた感情、
怖くてもう触れたくなかった感情、

今思うと、本当に多くの感情と
毎日毎日ひたすら向き合い、
それを涙となって外へ出していく。

そんな2年間を過ごしていた気がする。


そんな時に
私の一番の憩いの場所があった。

周囲4.3kmくらいの池の遊歩道を散歩すること。

ランナーがいたり、
楽しく散歩する人たちがいたり。
みんな思い思いに過ごす。
木々のトンネルの中を、
私もほぼ毎日歩いていた。

不思議と、そこにいる間は
木や鳥や虫たち、そして植物。
その全てと自分が一体となっているような、
そんな感覚がして、悲しみや孤独は和らぎ、
いつもそこを散歩すると癒されていくのが感じられた。

あぁ、自分も自然の一部なんだな。

そう感じながら、まるで全てのものに守られているかのような。

ここに本当に癒されていた。
今でも大好きな憩いの散歩道。


私が自然の、
特に植物たちの力を知ったのはその時から。

植物には、人を癒す力がある。

そう感じた。
そこからフィトセラピー(植物療法)に興味を持ち始め、ハーブやアロマを少し学んでみたり、
フラワーレメディの存在を知ったり。

心理学の本を読みあさったり。
自分で自分を癒す術を探し、
みつけようとするようになった。

そうして、たくさんのことを経て、
また元の家に戻ってくることができた。

本当はもう、戻らないつもりだった。
でも、あの時、私を戻らせようとする何かが
自分の中に感じられて、
それに突き動かされるように。

勇気を出して動いていた私がいた。

あの離れていた2年間がなければ、
今の私はいないだろう。

今、つながりを持てている仕事のみんな、
近所の方々、そのほかで繋がってくれているみんな。

全ての人、全ての出来事が
必要だったのだなって。
そうあらためて感じ、
感謝でいっぱいにもなる。

点と点が線になり、
そしてこれからは面となっていくのだろう。

私は今日もフラフラと自然の中を散歩する。
今日だけじゃない。これからもずっと。

そう、私も自然の一部だから。


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