- 運営しているクリエイター
記事一覧
差別と偏見と想像力の欠如
意志の力でなんとかなるとか言う人は信用ならん。
貴様の意志の力と、私の意志の力は違うし、何よりそんなものでコントロールしようもないものもあることを少しは勉強した方がいい。
コントロール出来ずに苦しんでいるのは、他ならぬ本人だと言うことを。
なんとかなるなら、酒やクスリに溺れることもないだろうし、自分を傷付けることでバランスを取ろうとすることもない。
もがき苦しんでいるのは、他ならぬ本人なのだか
そしてなにもかも失った
「お達者で」
もうずいぶん前に使うのを止めた、ショートメッセージを開いた。
そこに残されたのは、あの人から送られた最後のメッセージだった。
あの日から私の世界の全ては色を失ってしまった。自分がしてきたことがどんなに酷いことだったのか、あの人が去ってしまってからようやく気付いたのだ。
色を失った世界のなかで、私は何事もなかったかのように、日常を送って、笑ったり、泣いたり、怒ったり、息をして、そして
ティースプーンの思い出
私が中学生の頃、少子化となった今の時代では考えられないくらい児童数は多く、一学年が10数クラスと言うのが普通だった。
学年が変わるとクラス替えがあり、そうなると人数が多いからガラッとクラスのメンバーが変わってしまい、知らない子ばかりのクラスになってしまった。元来の人見知りもあって、なかなかクラスに馴染めずにいたところに、積極的に声をかけてきてくれたのがヒロミだった。
ヒロミは男女の分け隔てなく付き