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#7 無邪気でいたい「比較の世界」

【無邪気】
素直で悪気がないこと。
いつわりや作為がないこと。

無邪気に遊ぶこと。
それは、
誰かに勝つ負ける
上だの下だの
っていう常識の外にある


アミ小さな宇宙人という本があります。

少年ペドゥリートとアミと名乗る宇宙人との感動のコンタクト体験。宇宙をめぐる旅の中でペドゥリートは、地球がいまだ野蛮な、愛の度数の低い未開の惑星であることを教わる。世界11カ国語に訳された不朽のロング&ベストセラー待望の文庫化。


美しい劇場でいろいろな星から来てる人たちが、
観客を前にダンスを披露している場面。
ペドゥリート→ アミ→
「どのグループが勝ってるの?」

「勝っているってなに?」

「これコンクールじゃないの?」

「コンクール?」

「一番上手いグループを選ぶためのだよ」

「違うよ」

「それじゃ一体何のためにやっているの?」

「それぞれみんな、一人ひとりが自分の感じているものを表現して、観客に見てもらって喜んでもらったり、自分でも同時に楽しんだり友情の絆を強めたりするんだよ」

「一番上手いグループに賞を与えたりしないの?」

「誰も、自分を他人と比較なんかしてないよ。
学んだり、楽しんだり」

「地球では、優勝者が一番だよ」

「でも、そういうやり方だと、一番ビリは恥ずかしい思いをするし、いじけるよ。反対に、受賞者にはエゴが広がるし…」

「でも、大変だけど、勝ちたいと思ったらそれなりに努力しなくちゃならない」

「また他人に"勝つ"他人より上に抜け出すという考えだね。それは戦争だし、エゴイズムだし、そして最後には分裂だよ。そうじゃなくて、ただ自分自身と競争して自分自身に打ち勝つべきなんだよ。他人と競争するのじゃなくてね。
進んだ文明社会にはそういった同服との競争は全く存在しない。それこそ、戦争や破裂の原因になりかねないからね」

競争しなくていい
一人ひとりが楽しめて
大人でも無邪気に遊べて
周りのみんなも心地よく過ごせたらなぁ

この世に生まれてから始まり
幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と評価され
社会に出て評価され、比較され
結婚して夫や妻を評価され比較され
子供が生まれれば、子供が評価され、比較され、



自分が描いた絵
工作で作った物
楽器の演奏
作文、感想文
足の速さ
テストなんて評価の塊

評価や比較されるから競争になるんよね。

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