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【埼玉県庁へ事業プレゼンに】所沢航空記念公園における住民参画と協働による スポーツを活用した地域共生コミュニティ形成事業

こんにちわ。
鮎川地域共生コミュニティ研究所の鮎川です。

当研究所は「だれもがコミュニティにアクセスできる地域社会をつくる」をVISIONとして、多世代、障害のあるなし関係なく地域住民が緩やかに繋がり合い、日々の暮らしの中で困りごとがあったり、あたらしいことにチャレンジしようと思ったとき、それぞれが自分の出来ることで協力し、支え合えるコミュニティを形成し、地域共生社会の実現をすることをMISSIONとしています。

さて今回は、10/22に実施しました埼玉県庁への事業プレゼンのレポートです。

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プレゼンのテーマは、

「所沢航空記念公園における住民参画と協働による スポーツを活用した地域共生コミュニティ形成事業」

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現在、埼玉県営公園である所沢航空記念公園の管理事務所様と共催で実施させて頂いている「所沢航空公園フットサルコートを活用した地域共生コミュニティ形成事業(ユニバーサルスポーツDAY)」をさらに拡大していくための事業提案です。

【ユニバーサルスポーツDAYリンク】

【ユニバーサルスポーツDAYで実施されるユニバーサルサッカーの動画】

今回は奇跡的に埼玉県庁内の3つの部署、県立公園を管理している「都市整備部」「福祉部」「県民生活部」の方々6名にお話しさせて頂く貴重な機会を頂きました。

このプレゼンが実現したのは水村県議会議員の多大なるお力添えがあってこそです。本当に感謝しかありません。

【水村県議会議員WEBサイト】

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【プレゼンの様子】

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なぜ、3つの部署の方々にプレゼンさせて頂いたかというと、私たちの事業内容は「県営公園」「スポーツを活用して」「共生コミュニティづくり」になりますのでアウトカムが多岐にわたりますので、新たな提案をするにあたり県庁内の部署を横断する必要があるのです。

まず参加者の方々は下記のように多様な方々がいらしゃいます。

・子供
・大人
・高齢者
・障害児・者
・男性
・女性

そして、これらの多様な方々がいらっしゃることで、下記のような事に関連していきます。

・地域コミュニティづくり
・地域共生社会づくり
・地域福祉
・介護予防
・多世代交流
・健康寿命の延伸
・子育て支援
・地域づくり
・地域デビュー促進
・障害のある方の社会参加
・障害のある人ない人同士の相互理解
・ダイバーシティ
・社会教育
・道徳

などなど、数え切れないぐらい多くのコトに関連性があります。

先程も書きましたが、行政の場合はこれら全て部署が分かれます。

ゆえに、それぞれの部署が縦割りではなく「横割り」になり連携して貰わなければなりません。その為の提案をしてきました。

《横割りのイメージ図》

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そして、今回の事業提案図

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要は、地域と公園の間を繋ぐ役割を当研究所でできないものかという提案。

詳しくは、進行状況を見てまた後日公開させて頂きます。

そして、そして、そういった想いを今回一緒に来てくれたコミュニティメンバーが、個々にスピーチしてくれたのが本当に感動しました・・・・・・!

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・下記、そのスピーチ内容(スピーチ順に)

【木村理さん】

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普段スポーツの撮影をしているが、アスリートの撮影とは違った楽しさがある。それは参加する方々みなさんが楽しそうだからである。その楽しそうな場所を作ることにこの事業の意味があると思う。 ただ、障害を持った方々のスポーツへの参加を考えた時、単に身体を動かしたい障害者の方々がスポーツをする場所はあまりないように感じる。パラスポーツの選手はあくまでもアスリートなので、アスリートでない障害者の方々がスポーツを楽しむための場所が必要だ。 それと同時に、どうしても同じ障害を持った人同士でコミュニティを作りがちだが、障害の種類や有無を問わず参加できるのがこの事業の魅力ではないか。更には年齢も問わず参加できるので、誰でも参加できる気軽さも素晴らしい。

【長野僚さん】

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私は先天性の脳性麻痺で、もう15年以上電動車椅子に乗っている。 大学時代に教育を学び社会人になり社会福祉士を取得した。教える、伝えるをやって
きた自身の役割は、主に初参加の方やお子さんへのアプローチだと思っている。 あとは私自身が積極的に楽しみながら参加することで、「車椅子だけど
(乗っていようがなんだろうが)こんなこともできるんだ!いじってもいいんだ!!」というような気づきを魅せていくこと。

【二上光弘さん(御夫婦で参加)】

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夫婦で参加してます。生まれが障害者施設の隣で育ったので、子供のころは付き合いがあったが今はない。ボーダレスな価値観を持つために共生コミュニティに共感。一緒にスポーツをして、子供達は成長の中で色々な人との関わりを増やしていってボーダレスな価値観を教育できればと思い参加してる

【二上幸香さん(御夫婦で参加)】

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運動したことが無い。子供のためにと参加したが自分が子供以上に楽しくなった。最近気づいたのが、子供3人いて幼稚園役員、PTA、習い事など忙しくしている中で何処に行ってもママさんしか会わない。ママさんばっかり。ママさんばかりで構成されてるわけではない。もっと老若男女、いろんなバラエティもった面白い人と会いたいなと思っていた。子供の為もあるけど私にとってこの環境が凄くいいと思っている。太陽の下でボールを追いかけて、点とると物凄くはしゃいで肘タッチする。そういうのが自由で豊かさを感じる時間。広まるといいなと思う。

【駒崎広幸さん】

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ブラインドサッカーをやってます。初めてこの活動に参加して感じたのは凄く居心地がいい。それに尽きる。この気持ちは何に共通するのかと思うとボランティア精神に近い。その場に行くことで嬉しい、楽しいことがある、学びが合ったり。ただボランティアと違うところは誰かの為ではなく自分たちの為に。自分たちが楽しむとか、自分たちが良い思いするために、そこにいる人たちでスポーツをしたり遊んだり、そういう場所になってると自分では思っている。福祉だったりとか健康面、学校教育、障害者理解、そういった色んなものが混ざり合うことによって、それぞれが持っている課題が解決されていくのではないかと思う。ぜひ、自分はさいたま市だけれどそこにも出来て欲しいと強く思う。

【石川美紀さん】

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視覚に障害があるが見えないわけではないので楽しんでいる。視覚障害のコミュニティの中では中々他の障害の方と一緒に合うことが無かった。このユニバーサルサッカーは色んな障害の方やママさんやお子様たちと本当に楽しみながらサッカーが緑の沢山ある中で出来ることがとてもありがたい環境。お互い障害があるがお互いのことを思い合いながらできるという事が凄くありがたく思う。私が初めて行ったときに車椅子ユーザー(長野僚さん)が、「どこにいたら安心ですか?大丈夫ですか?」と凄く声をかけてくれたことがとても本当にありがたくて、こうやってお互いが思い合えるのがとても共生社会には大事なことだと思う。所沢航空公園は駅からも近いし緑も沢山ありますしサッカー場に入る時も視覚障害でも安心して入れるような場所なので、とてもそういう場所が埼玉県のアピールできるポイントになったらこれからいいなと思いますので是非この活動を広めていきたいと思う。

《県庁の各部署からは下記のようなコメントを頂きました》

【県民生活部】 
・今までの地域コミュニティは自治会中心。このようにインターネットと通じてスポーツなどの趣味を通して地域を横断して繋がってもいい
・コミュニティ形成の側面、コミュニティの醸成を知りえた
【都市整備部】
・スポーツ以外でも出来る。スポーツができやすい。ノウハウの共有する
・県内他施設27カ所でも広がればいい。どういった事でどういう事業ができるか?
【障害者福祉推進課 佐々木様】
・当課として掲げる共生社会をすでに実現してる。長野僚の知ってもらう行動。このカタチを広げるのに参考になる。
・スポーツ×共生社会の好事例。全県的なモデルになる

【そして水村県議の締めの言葉】

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非常にいろんな分野の話が合った。これまでの実績、これだけのコミュニティができてる。要はユニバーサルサッカーとかユニバーサルスポーツの普及が目的ではない。これを通じて地域の中でこういうコミュニティが出来上がってきているので、これを更に展開をしていきたい。航空公園、他の地域でも。(資料の図を見ながら)コミュニティ研究所が核となって他の地域団体を繋いでいきたい。航空公園以外でも川越公園にフットサル場あるのでそういう所も展開していきたい。そういう趣旨の集まりなのでどうぞ宜しく願いします。

《最後に》

今回、私のプレゼンは主に今までの経緯と今後の事業展開との整合性を伝えて次の展開を示すものであったが、なにより県庁の各部署の方々に強く伝わったのはコミュニティメンバーの言葉ではないだろうか。それぞれの方がそれぞれの視点で語って頂いたことに心から感動しました。そして、今回ここにいないメンバーの力も決して忘れてはならない。


最後に皆で記念撮影

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引き続き地域共生社会の実現に向けて多くの皆様と日々、積み重ねてまいります。

関係者の皆様いつも本当にありがとうございます!

鮎川地域共生コミュニティ研究所 所長 鮎川雄一

写真協力:木村理氏


※当研究所では御寄付のお願いをしております。ぜひ地域共生社会づくりを応援して頂けたら幸いです。


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