見出し画像

生まれた時から愛着障害の始まり 6

期待と夢膨らむ東京での専門学校生活。
私は旅行関係の仕事に就きたくて、2年間 旅行専門学校に通った。
そこでの勉強は興味ある内容なので、楽しかった。
生活は寮に入っていた。
場所は学校から離れていて、東京の郊外という感じのところだった。
それなりに楽しかったが、気を遣ってしまって、2年目は寮を出て一人暮らしを始めた。
アパートを探すにあたり、いろいろな沿線を歩き回った。
そしてついに見つけた!物件も場所も最高なところを。
新宿まで1区間。1年目も何かと新宿に出かけていた私はそこがとても気に入った。
アパートは駅から徒歩10分くらいのところだったが、若かった私はそれくらいの距離苦にすることもなく、休日も駅に向かって出かけていた。
住宅地で静かだったが買い物にも便利な場所で、私はそこでの日々を満喫していた。
しかし、秋になり肌寒くなってくると、急に一人暮らしを寂しく思うようになり、学生のうちはいいだろうけど、社会人になったらしんどいだろうなと考え、私は地元に戻り就職した。
地元の旅行会社に就職し、7年間勤務した。
旅行のパンフレットに囲まれて仕事するのは、夢があり楽しく、とてもやりがいがあった。
しかし、やっぱり自分が出かけたい、そう思い内勤に飽き足らない私は、海外旅行の添乗員になった。7年間添乗員をしていた。
そこでの経験は今の私を作っている大きな要素だ。それがなかったら、今の私はない。あの時海外を巡っていてよかったと心から思う。
就きたい仕事に就け、出産も経験し、思い残すことはない、もういつ死んでもいいって感じだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?