見出し画像

サブリーダーに注目

先日、『「畳み人」という選択』という本を読み終えました。

この本との出会い

1年前くらいにマイナビの就活セミナーで、登壇者のハダさんという方が就活生にお勧めの本ということでこの本を紹介していました。

少し前にメルカリで検索して買ってから、ずっと読まずに積読していましたが、先日ページを開きました。

ハダさんは他にも『やりたいことの見つけ方』や『科学的な適職』を紹介していました。これら2つの本も読みました。

畳み人とは

世の中には風呂敷を広げる人と畳む人がいます。その畳む人にスポットをあてて書いたのがこの本です。

大風呂敷(新プロジェクトなど)を広げる経営者やリーダーのことを「広げ人」といいます。

一方で「畳み人」は広げ人が広げた風呂敷を形にし、着実に実行に移す人のことです。リーダーに対する「名参謀」や「右腕」のような存在です。

著者である設楽悠介さん自身は畳み人であり広げ人でもあります。

畳み人の重要性

この本を読んでプロジェクトを成功させるために、「畳み人」という存在が必要不可欠だと分かりました。

新しいアイデアを出すときに広げ人は、大きな希望・夢を持っています。
また、広げ人はアイデアや方針をすぐにコロコロと変えてしまします。
過去のアイデアに縛られず、面白いほどどんどんアイデアの形を変えていくのです。

それが広げ人の役割で、新たなイノベーションに繋がります。

しかし、後に新規プロジェクトとして成功するアイデアでも、最初は斬新なアイデアほど周囲に理解してもらえないことが多いです。

そこで「畳み人」という存在が重要になってくるのです。

畳み人は広げ人の一番近くで、アイデアに共感したり、軌道修正してプロジェクトを成功へと導きます。

アイデアを出すのは広げ人ですが、実現するために畳み人は欠かせない存在なのです。

なので畳み人は広げ人の一番の味方であり、周りをまとめる冷静さ、無限の選択肢をもって戦略を立てる力などが必要になります。

畳み人こそ、最強の広げ人になれる

「広げ人は畳み人でもある」のです。
広げ人として有名な方は以前は優秀な畳み人だったことが多いのです。自分で新規事業を立ち上げたり、起業するうえでも「畳む技術」を持っていることは非常に重要なのです。

畳み人として評価を得てくると、次第に風呂敷を広げるチャンスが来ます。

複数の広げ人を一番近くで見てきた畳み人は、広げ人たちの思考法や行動パターンをインストールできます。
そのうえで多くのケースを想定できるのです。

まとめ

この本を読んで初めて「畳み人」という言葉を知りましたし、この存在の魅力に気づきました。

この本めちゃくちゃおすすめです!
読みやすいし、モチベーションアップになります。

世の中も私自身も、新たなアイデアを出している広げ人にばかり注目していましたが、それと同じかそれ以上に畳み人も優秀です。

私はまだ学生ですが、社会人になった時に「広げ人」だけでなく「畳み人」にもスポットを当ててプロジェクト進行を見てみようと思いました。
また、「畳み人」の視点を持っていると、より良い上司を見つけることもできると思いました。

学生でもアルバイトやグループワークなどチームで何かを成し遂げる機会はあります。なので、この畳み人の視点で物事を進めてみようと思います。

最初は優秀な「畳み人」として成長しながら、いずれは「広げ人」として新しいイノベーションを起こす存在になりたいです。

                      終わり

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?