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発達障害的、中学をどう決めたか・後編。

~母として当事者として #発達障害 目線での徒然を書いています。発達障害らしさを感じ取って頂けたら嬉しいです。~

 大学生息子氏の進学先をどう決めてきたかシリーズ。中学校の選び方・・・長くなったのでシリーズ内で更にシリーズ化しています。今回は、前編、中編の続きになります。

 前回も書きましたが、最初に3校に絞りました。

 候補A:通級指導教室あり。バスで1本で行ける。
 候補B:地元の隣。通級指導教室あり。辛うじて歩いて通える範囲内。
 候補C:地元中学。8割が地元小学校からの生徒で、小学校からの引継ぎが濃密。通級指導教室なし。

 私が見学に行ってみた印象とバス通学への不安を鑑みて、候補Aはまず消えました。地元中学か、隣中学か、の2択になりました。

 小学6年生の夏休み中に、試しに隣中学まで歩いて行ってみることにしました。そして、学校公開日には小学校を早退して隣中学を見学させて頂きました。
 地元中学には、文化祭の日に歩いて見学に行ってきました。地元小学校からも、6年生全員で地元中学校の体験日があったようです。

 その上で、2校について、紙に表を書きながら比較検討してみました。
 発達障害の特性上、紙に書いて比較することが視覚支援として重要だと思います。

・クラス数
・通学にかかる時間
・息子氏が好きそうな部活があるか
・その学校の長所と思うところ
・その学校の短所だと思うところ

 地元中学だと、知っている子がいることは長所だけど、またいじめられるかもしれない。
 隣中学だと、いじめられないかもしれないけど、誰も知り合いがいない。
 そこのせめぎあいでした。

 最終的には、その紙をもって、いつも定期面談をしてもらっている発達障害の相談機関に行って心理士さんと話し合ってこい!と行かせました(笑)

 その後で心理士さんから「本人の中ではもう決まっていたみたいで、ボク(心理士さん)には『隣中学に行くことにした』っていう報告でしたよ?」という電話連絡を頂きました。決めあぐねているのは母だけで、息子氏は既に心が決まっていたことを知りました。

 その後、10月末に最終書類を小学校に提出する際にも何度も確認しましたが、心はひとつでした。

 息子氏いわく、

「いじめられてのマイナスからのスタートよりも、誰も知らないゼロからのスタートの方がスタート位置は高い」

という名言には感動。息子氏の方が決断力が高いと感心しました。

 卒業間際には、地元中学にしても良かったかなと思うほどクラスの関係性が良くなったので、そこでまた母は揺らぎました。息子氏も、仲良くしてくれた子との離れるのは寂しそうではありましたが「引っ越すわけでもないし遊びたかったらいつでも遊べばいい」という話をしました。そして母は、息子氏の決断を尊重するのみと自分に言い聞かせました。

 隣中学での3年間は、何事もなかったわけではありませんが、それでも比較的平穏な中学校生活だったと思います。

 またまた長くなりましたので、通級指導教室については、また今度。

 以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)
 今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。感謝しています。

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