実績があれば自信が持てると信じていた過去の自分へ
『お前さ、
日本一になりたいって言ってたよな。
で、結局夢叶えたわけじゃん。
実際どうなの?自信ついた?』
『いやー、日本一になれたのは事実だけど
たった1回だけじゃん?マグレみたいなもんだよ。
もっと何回も取らなきゃ、さすがに自信にはならないな』
『じゃあいったい、何回取れば自信になんの?
本当に、日本一を取り続けたらいつか自信がつくと思ってんの?なんで?
一度でも日本一になれるなんて普通に生活してたらありえないんだぜ?
なのに、なんで自信が持てないんだよ?
全然意味わかんねえ。教えてくれよ
お前はいったいなにを目指してんの?』
これは、
私が実際に何度も自問自答してきたことです。
人材業界最大手のR社から表彰され、
PayPayの加盟店申込み数、日本一
と、誰もがうらやむ華々しい成果を上げてきました。
しかし、私はまったく自信にならなかったのです。
それどころか、むしろ自信を失うハメになりました。
実績を語れば人が寄ってくる。
そう信じ、出会う人、出会う人へ自慢のように実績を伝えていました。
『このような実績がありますから、ぜひどなたかご紹介ください』
喜んで紹介くださる方がいらっしゃいました。
『そんなに素晴らしい方とお話できるなんて!』と言われたこともあります。
とても心地の良いお言葉でした。
しかしある日、ここまで培ってきた、と"思っていた"自信をポッキリ折られることになるのです。
その日はいつもと同じように、
お会いした方へ自己紹介とともに実績をお伝えしました。
最初こそ「すごいね」「なるほど」「どうやったんですか」と
聴いていただけたものの、
突然顔が曇り出したのです。
どうしたのかと思っていると
『翼さん、あなたの"実績"はたしかに素晴らしい。
だけど、それは一過性のものでしょう。
そんなものはマグレで誰でも狙えるんですよ。
一度手に入れた結果を、放り投げるようなことをしてはいけない。
それを継続して初めて、"自分の実力"になるんです。
あなたの結果はただの偶然にしか思えません』
なにくそ、お前になにがわかるんだ!という気持ちにもなりましたが
言われて当然だ、というふうにも思いました。
というのも、その方は新卒入社した大手カーディーラーで継続して売上1位を取り続け、20代前半で年収1000万円越え。
そしてそれでは飽き足らず、さらなる飛躍のために大手外資系企業へ転職をし、1年で所長にまで登り詰めたのです。
その華々しい実績は、私の目から見ても《これこそがホンモノの実績だ》と思わざるを得ませんでした。
悔しい。だけど、事実。
これをキッカケに、
自信は実績が作り出してくれるものではない
ということを思い知りました。
ですが、私は運がいいことに
完全には自信を失わず、すぐに立ち直ることができたのです。
それは、実績以外に培ってきた
"自信が湧き出てくる"
ある方法を試し続けていたからです。
その、ある方法についてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
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