チルチルランド

ありがちな短編小説書きたいって思って始めました。 多分他のことも書きます。 よかったら…

チルチルランド

ありがちな短編小説書きたいって思って始めました。 多分他のことも書きます。 よかったら見に来てください。 温かい感想、辛辣な感想、両者お待ちしてます☺︎

最近の記事

職場にいるメンタル鬼なバイト君

頭が良いのに阿呆でもったいない、、。 これは私の職場(飲食店の店舗)にいるとある大学生のバイト君の話。 その子は学歴も高く偏差値も70ほどの大学に通う。一度教えたことは忘れない。 しかし欠点がある。 好奇心が旺盛すぎる。そして思ったことはなんでも口に出してしまう。そして怖いもの知らず。 字面だけ見れば利点であるが、多様な価値観を持った人間、様々な立場にある人間、年齢層も様々といった環境ではその性格は凶器になる。 ある日、本部から偉い人が店舗にきて、視察ついでに業務を手

    • 「いってらっしゃい」 いつからか覚えてないけれど彼にキスをされなくなった 「おかえり」 いつからか覚えてないけれど彼にハグをされなくなった 「おやすみ」 いつからか覚えてないけれど彼に抱かれなくなった 「…。」 いつからか覚えてないけれど彼が部屋からいなくなった。 俗に言う自然消滅だった。 私ってめんどくさい女? 「服をちゃんと洗濯かごに入れて。」 「テレビつけっぱなしにしないで。」 「飲み会の時は定期的に連絡して、飲み過ぎないように帰ってきて。」 こん

      • 花 ORANGE RANGE ep2

        「早く蓮に会いたいなー。寂しいです。」 彼女からの電話の声が今日も愛おしい。 彼女の仕事もかなりの激務で、朝8時半くらいに出勤し、夜の2時くらいに帰る、なんて日もある。 会っていても、たまに急に泣き出すことがある。かなり精神的にきているのだろう。 彼女とは学生時代に出会い、大学卒業する1ヶ月前くらいに付き合った。 『将来子ども3人欲しいなー!』 学生時代、旅行先で美しい月の下、2人で彼女がにこにこしながら話してた言葉を思いだす。 彼女には将来、今みたいに無理して欲

        • 花 ORANGE RANGE ep1

          未来に絶望した。 こんなにも社会とは残酷で冷たいものなのか。 俺は母子家庭に生まれ、小さい頃から貧乏だった。 母は身を粉にして働いていた。 それでも母の愛の不足は感じていなかった。 俺のために貯金を為、家事をこなし、肌が日に日にぼろぼろになりながらも俺を大学まで行かせてくれた。 そんな母を見て、公務員を目指した。 公務員になって母に恩返しをし、自分も家庭を持った時、温かい家庭を築きたいと思った。 しかし俺は、試験に落ちた。 そして、浪人のできない俺はアルバイトしていた

        職場にいるメンタル鬼なバイト君

          サウダージ

          あなたはなんとも思わない。 私はこんなに好きなのに。 あなたはなんとも思わない。 私じゃない誰かの隣で笑うこと。 あなたはなんとも思わない。 私がいない日常に。 私はそれでもあなたが好きで、私以外の女の子の隣で笑って欲しくなくて、あなたの日常に溶け込みたい。もうそのような関係ではないのに。 「今まで本当に楽しかった。ありがとう。」 これがあなたの最後の言葉だった。 あなたの優しいところが好きだった。 今ではその優しさが嫌いだ。 こんな嘘を吐くなら、なにも話してくれない