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花 ORANGE RANGE ep1
未来に絶望した。
こんなにも社会とは残酷で冷たいものなのか。
俺は母子家庭に生まれ、小さい頃から貧乏だった。
母は身を粉にして働いていた。
それでも母の愛の不足は感じていなかった。
俺のために貯金を為、家事をこなし、肌が日に日にぼろぼろになりながらも俺を大学まで行かせてくれた。
そんな母を見て、公務員を目指した。
公務員になって母に恩返しをし、自分も家庭を持った時、温かい家庭を築きたいと思った。
しかし俺は、試験に落ちた。
そして、浪人のできない俺はアルバイトしていたラーメン屋に正社員で登用された。
正社員は過酷だった。
低賃金、長時間労働、卑劣な上司。
人事考課制度を見ても出世したとて、賃金はさほど変わらなかった。むしろ増えるのは責任だけだった。上司の顔も皆死んでいた。
そこから、俺の転職活動が始まった。
未経験から他の業界へ。難航した。
「益々のご活躍をお祈り申し上げます。」
何度見ただろうか。
この何の感情もない文章。
誰も俺を必要としていない。
俺は未来に絶望した。
「早く蓮君に会いたいなー。寂しいです。」
続編へ続く。
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P.S
文章量を鑑みて長くなりそうなので次の記事に続編を記載しようと思います。
お手数おかけいたします。
この文章はORANGE RANGEさんの花の歌詞のメッセージの物語を想像して書いています。
また筆者の体験談を基に、一部事実を再構築しております。
皆さんは仕事楽しいでしょうか?
私は今、絶望感の渦中にいます。(笑)
こんなやつもいます。
少しでも読んでくださった方へ心の安らぎを与えられたらと存じます。
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