自然なお産がしたいけど、分娩場所の決定 #8
2023年5月に出産予定の妊婦である。
お腹の中にいる子供に先天性十二指腸閉鎖の疑いがわかり、羊水過多による切迫早産で入院。出産までの記録。
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退院に向けて
病院が嫌だから、家に帰りたい。
ではなくて家で過ごすことが、母親のわたしにとってもお腹の中の子どもにとってもベストだと感じていた。
【何かあったら】を考え出したらきりがないけれど、【恐れ】や【不安】よりも希望や信頼に身を委ねてみると自然と【家に帰ろう】になった。
まだお腹の張りは続いていて、助産師さんや医師たちはいつ陣痛が始まってもおかしくないと言っていたけれど、それはもう臨月に入っている時点で、他の妊婦さんだってそうなのだ。
安心に安全に家で過ごせるように、絶対安静をすること、何かあった時にすぐに病院に行ける手はずを夫に整えてもらうことにした。
うちで産むならこの日に
このまま羊水が増え続けると、また生活に支障をきたすので来週の診察が決まる。
そうして1週間ごとに診察をしたり、必要に応じて羊水除去をしているうちに出産になるだろうとのこと。
ただ5月のGWに出産がかぶると、入院している病院では対応が手狭になるため4月中の計画分娩になるとのこと。
まだ正産期に入ってもいないのに、子どもの誕生日が決まるのか。そして計画管理された出産はどうなのだろうか。計画分娩が必要なだけのリスクが我が子にあるのだろうか。
悩みつつも先生にその話をすると、「うちで産む場合には4月中に産んでもらう。GWでも対応できる病院を探すことはできる」とのこと。ただ断られた場合どうするか、また決めてもらわなければいけない。
優先順位の整理
夫と話し合う。
・子どもを健康に産むこと
・何かあった時に信頼できる処置をしてもらう
・自然の力を信じて産む
・子どもとわたしのタイミングで誕生日を迎えたい
優先順位を整理して問い合わせ先の、診療実績の確認、分娩スケジュールの対応度を鑑みて決めることとなった。
すぐに担当の医師が別の病院に問い合わせてくれ、ハイリスク妊婦の連休中の出産にも対応ができることを確認してもらい病院の移動が決まった。
普通のサービスや学校であれば、顧客や生徒が他に移動することは推奨されない。(いわゆる競合他社)
病院は患者ファーストでここまで事前に対応してくれるのかと感動した。よくしてもらった先生に最後までお世話になりたい気持ちもあったけれど、自分の願いを優先して移動を決めた。
場所も家からやや近くなったのもありがたかった。
無事に退院
10日ぶりの外は不思議な風が吹いていた。花見をしようと思っていたけれど、見頃を終えた桜が新緑と混じりふわっと飛んでいた。
外食に飢えていてコメダ珈琲によったけれど、やっぱりすぐ疲れてしまった。入院中ひたすら動かず安静に過ごし、瞑想しまくっていたので、外のエネルギーにすぐに酔ってしまった。
退院した夜に、たくさんたくさん癒してもらった。
オンラインでヒーリングするよって連絡をもらって、まさかその日に退院できてお家でゆっくりリラックスした環境で受けられることになるとは♡
入院中は個室だったので電話はできたけれど(基本NGだけど目を瞑ってもらっていた)、割とひっきりなしに検温や診察に巡回にくるので落ち着いた時間がなかなか過ごせなかった。
全てがありがたい方向に動いている。
次回▶︎出産報告
応援と感謝の連鎖を広げていきましょう。意義のある資金に使わせて頂きます。