iOS_の画像__12_

わたしの神さま。~溺れるナイフを観た


遠くをみているあなたが好きだった
こちらに目もくれないあなたが好きだった
あなたはとても輝いていた、あなたの横では呼吸ができた
あなたがいれば私は何もいらなかった私はあなたのもの。
全てを捧げてしまいたかった好きだった好きだったなのに
こっちをみているあんたはつまらない。
私だってもっと綺麗に生きたかったよ、あんたのせい。

ほんとはあなたの横で輝いていたかった、
弱い自分は見せたくなかった。
届かない、儚さのまま。


刺激。普通。普通の恋。
一緒にだめになっちゃったね、

私はあなたのもの。海も、山も。
なにもない、
田舎で出会った私の神さん、それがあなた。


---------------------------------------------------------------------------------

どれだけ毎日が退屈で、どれだけきらきらした存在に近づきたくても、
結局自分は弱くてほんとは寂しくて、
自分の心を晴らしてくれる誰かを同時に望んでいた、
何も考えずただただ笑わせてくれる存在だって必要だったの。
けれどそうやって保険をかけて縋っては、最後にはみんな傷つけてしまう。
わたしのせいで。誰も幸せになれない。
自分の存在を綺麗に消してしまえたらいいのに、
あるいは、独りでどこまでも堕ちてしまえたらいいのに。
もうあの輝いたあなたに、会えないのなら。


そんなところが、私に似ていた。

ありがとうございます。貴方になにか届いたのなら、それで幸せです。