わたしにさよならを_

わたしにさよならを、

”貴方はずっと同じ場所にいられない。
変化と自由 単独行動を求めて生きてる。”

占い師さんにそう言われました。
それは私にとって 希望であり 絶望の言葉でした。

ずっと友達と呼べる人がいませんでした。集団行動が苦手でした。
よく知った人でも 同じ人と長時間行動することが苦痛でした。
だけどそれは ずっと一緒にいられるほど気の合う人に 今私の知る世界で出会っていないだけだと 私が悪いのではないと
そう言い聞かせて生きてきました。

だからいろいろなコミュニティを転々として 無理に深くは関わらず。
いつか私の居場所が見つかるんだって信じて。

色々な価値観の人に出会って私の性格も角が取れたりもして
やっと周りの人みたいに 長く隣にいられる人が見つかるのかななんて
思ったりもしたんだけど
それは私の夢物語で終わってしまいそうです。

”ずっと同じ場所にいられない”
ある一定の時間や空間をみんなで共有してしまうと そこに安心してしまう自分がいる。何も考えなくなってしまう。
多分それが 私には馴れ合いのように思えて耐えられなかった。
そんな人間だったみたいです。

誰かと同じものを共有し楽しむことができない
辛いとき話を聞いてほしいと浮かぶ相手もいない
人に頼れない。

そんな自分に悲しくなったりもして じゃあ私の幸せって何なんだろって考えながら変われる時を信じてもがいてきたのに
それは運命だったみたいです。

私の描いたメンバーや友だちは 永遠に手に入れることができないのだという絶望と
これが私の生き方だから もう悩んで苦しむ必要はないのだという救い
自分のせいではないのだという希望

自分の深いところに触れられると 泣きそうになる。
辛くても悲しくても わたしのやってきたことはきっと間違ってなかったね、たくさん苦しんだけど おかげでこれからは強く生きれるね。

私はやっと わたしから解放されたのかもしれない。


photo by @muccha_sukkyade (Instagram)





ありがとうございます。貴方になにか届いたのなら、それで幸せです。