壬寅年の振り返りと2023年癸卯年について

本日で壬寅の年は終わります。
「壬寅はどんな年になるか」、そんな話をしましたけれど、どうだったでしょうか。

まず初めに壬寅は例外や水害が起こりやすい地域と日照りや干ばつが起こる地域があるという話をしました。

壬は陽の水、寅は陽の木なのだけれど、
壬の水が示す通り冷害とか水害が起こりやすい年になるかもね。
そして地球規模で考えるので冷害や水害に悩まされる地域とは反対に
日照りや干ばつが起こる地域も出てきますよ。

2022年壬寅ってどんな年?

日本はどうでしたかね。
水害は。。。大雨の影響で川が氾濫したり、山からの鉄砲水で住宅街が浸水したり、山が崩れたり、悲しいことに毎年のように起こっている気がするので、今年が特に目立ったという印象がなかったように思います。

日照りはどうでしょうか。タイ米騒動が起こった時のように日本は冷夏になるかもという話をしましたが、冷夏ではありませんでしたね。
ただ、冬になりつい最近「10年に一度の大寒波」がやってきました。10年前の2013年3月、に親子の乗った車が雪に埋もれ立往生、お父さんがお子さんを守ってお父さんが亡くなったという事故がありました。この年の干支は『癸巳』で、癸は水の性質なので方角は北、寒さ厳しい年であったと思われます。そして今年も雪で立ち往生した車がありました。2024年の天干も『癸』なのでまた寒波がやってくる可能性があります。

世界に目を向けると、夏、ヨーロッパの方では水位が上がり町が水浸しになった地域があったと思えば、中東、東アジア、中国は日照り干ばつで川が干上がったことがニュースになりました。

壬寅は『天胡星』、病人の星。

寅にも通じるものがありますが、天胡星は感受性が豊かで現実世界より芸術や宗教などの精神世界へと意識が向きます。ちなみに占いも流行ります。

2022年壬寅ってどんな年?

占いは流行ったのでしょうか。私自身がこういった生業をしているので気になるというのもありますが、占いの番組がテレビで放映されていましたね(見たことはないのですが・・・)。視聴率はよかったのかな。
宗教は、ものすごく話題になりましたね。連日ワイドショーは宗教の話でした。精神世界は良くも悪くも注目されたようです。
さて、2023年は癸卯『天貴星』となり、天貴星はこの世の星です。精神世界から現実世界へと入っていくので、だんだんと占いや宗教などの世界からは離れていくでしょう。

壬寅年は政治の世界の話をしていなかったようですが、壬寅年の政治の世界は『天将星』だったので良くも悪くも強かったのですが、どうでしょうか。頑固一徹、我を突き通す強さは天将星の特徴です。
十大主星では『玉堂星』なので特に保守的で応用が利かず、大きく変化することはできません。物の見方は単純で、一面でしか物事をとらえられない・・・うーん。私の感想はここには書きませんが、みなさまはどう思われますか。

2023年癸卯年、政治の世界は『天禄星』、引き続き強いと思われますがガツガツ自分勝手に進むというより、用心深さが出てきて安定を求めます。新しいことはやらず、今までやってきたことをそのまま続けていくような受け身の姿勢ですが、動きがないと落ちていくだけ。しかし十大主星では『龍高星』なので、2022年よりは動きがあり、動きながら考える、考えながら動く、机上の空論とせず、どんどん試していく動いていくことになると思います。特に外交面、海外との交流が盛んになりそう。海外との交流ですが必ずしもいい事ばかりではなく、”争い”ということもあり得るかもしれません。ここは総理大臣や長の運気にもよりますが、動きがあると言っても”放浪”や”破壊”の方へ行ってしまうこともあります。”破壊”は”悪いもの”を壊すのであればいいのですが。

水産関係など食料の産地偽装が発覚

貿易関係や輸送関係に歪が出たり、水産関係など食料の産地偽装が発覚したりするかも。あと謀(良いことも悪いことも)が表沙汰になったりするので、秘密のことがあったら漏れないよう気を付けて。

2022年壬寅ってどんな年?

あさりやわかめ、あなごの産地偽装が発覚しましたね。わかめは十年以上も前から産地偽装していたと言われていますがはっきりとしたことは調べられませんでした。(すみません)
秘密の暴露、ありましたかね。どうでしょう。
2023年も引き続き水産関係の産地偽装が発覚するかもしれませんし、建築資材や木材、車などの貿易関係の既得権益が侵されるかもしれません。

2022年に限ったことではないですが、今日本は陰の時代の中の陽の時代で、陰の時代は女性が強く、多少汚いことをやってもうまくいく時代です。しかし陽の時代は真正直に生きていかないと通用しない時代なので、世間を欺いたり、謀を行ってもうまくいきません。そういったことは世間の目に明らかにされます。陽の時代は正直に真面目に生きることをおすすめします。

そして寄り添って生きていかなければ上手くいかない『石門星』の時代から、飲食、遊びやのんびり、中庸の『鳳閣星』の時代へと向かっているので、自然体で心の赴くままに何事も楽しみながら生きましょう。

話は少しそれますが運気の流れというか、2人以上のグループで見たとき、動乱、波乱の時代には女性が強くなると言われています。
女性が強くなると世の中が動乱になるとも言われており、どちらが先か後かの話ですが、戦争などが起こったり、情勢が不安定になるとがぜん女性は強くなります。また女性の指導者などが台頭してくると動乱の世の中になっていくとも言われています。東京都は女性の長ですが、どうでしょうか。
ちなみに女性が台頭してきたとき、昔の”悪い事”をぶち壊して新しい世界を作ってくれる、要は新しい時代に入っていくのですが、新しい世界が安定するのは時間がかかるのでその女性の長のあとを引き継ぐ長は少し大変な思いをすることになります。

さて2023年は癸卯年『天貴星』、小学生の星と言われ、褒められると調子に乗るお調子者、赤ちゃんから子供になる・・・人間として自覚する年代なので現実的になっていきます。精神世界より現実を見つめていく時代です。(三つ子の魂百まで~入魂の時代ですね。)

人を疑うことなく正直でまっすぐなので、良いことも悪いこともそのまま受け入れます。間違ったことを教えられてもそのまま受け取るので、いかに良いブレーンに恵まれるか、悪知恵を付けられたら大変です。なので環境はとても大事になります。
日本の環境はどうでしょうか。悪いことをそのまま受け入れて悪い方向へ突き進むか、良いことに恵まれ、良い方向へ向かっていくか。はてさて。

さて2022年壬寅年、庶民の生活はどうでしたか。

庶民の中の庶民の星『司禄星』と死に体の『天極星』、なんとなく良くない感じがします。司禄星は財の星でのあるのでその財が死に体、ということは・・・書きたくない。

2022年壬寅ってどんな年?

2023年癸卯年は奉仕の精神を持つ『禄存星』と病人の『天胡星』です。天胡星は病人の星、せっかく禄存星という財産の星が回ってきているのに”病”とは・・・。

禄存星は社交性、奉仕の精神を持っています。社交性を発揮しボランティア活動をしたり、身近な人に愛情をかけるなど、自分の持っているものを手放すとそれに見合った”物”や”評価”を得ることができます。そして得た物や評価を使ってさらに周りに愛情をかけていくと、また物や評価を得る、というように当たり前のことをしたから当たり前に恵まれる当たり前の世界に入っていきます。
そして天胡星~病気になると本来できることができなくなります~ということは、自分の持っている物を独り占めして手放さなかったり、執着することで大きな利を得るどころか持っていた物すら消えてなくなる可能性が出てきます。

・・・ということは何か大事なものを失うのかな。。。

さてさて、干支を分解してみましょう。癸は真水をあらわします。人の体では脳、骨髄、精液や月経など命につながるものなどとても大切な部分を示します。水の性質は”冷え”るので、お風呂にゆっくりつかって温かく過ごしましょう。そして、真水・・・雨や雪をあらわします。こちらも引き続き水害、雪害に注意が必要かも。もちろん反対の日照りや干ばつ、暖冬の可能性もあります。
卯は葦や蔓、草花などのひょろっとした草木をあらわします。大きなしっかりした木に巻き付いたり、建物に絡みついて上へ伸びていきます。誰かを頼っておきながらその人を食ってしまう(その人より伸びてしまう)ことがあります。人の体では肝臓や腕や足(指先まで)、腰や筋をあらわします。卯の方角は東、守りの位置なので肝臓が悪くなった経営者は会社を守れなくなると言われています。

最後に。

癸卯は小学生の星です。まだまだひよっこ、やっとこの世に自分というものの存在を認識する時代です。間違えることもあるでしょうし、世間のしがらみなど関係なく自分の気持ちの赴くまま行動したり、突拍子もないことをしでかしたり。でもまだまだ子供なので周りの大人は笑って許してくれますし、正しい道を示して手を引いてくれるでしょう。
あまり複雑なことはできないしわからないけれど、単純明快、わかりやすいので、癸卯年はストレートにものを考えるのがいいかもしれませんね。小学生は好奇心も旺盛です。純粋な子供心を持っていろいろなことに興味を持ってください。

日本自体が”遊び”の時代に向かっているので、この小学生の星である癸卯年は合っているかもしれません。世の中も複雑怪奇なものより単純明快でわかりやすいものが増え、善と悪がはっきりするかも。

明日から新しい年になります。今日は節目(節を分ける節分)、豆まきをして悪いものは外へ追いやり、福を取り入れましょう。

それでは!

追記(2023年2月5日):卯年って”揺れる”といって地震が多いと聞いていたのですが、癸卯は大きな揺れはないそうです。よかった。
それから癸(水の性質)なので水が多く水害が起こりそうだけれど、水害というよりは水不足にはならないということだそうです。壬は災害だけど、癸は恵みの雨(癸は真水をあらわしますので雨とか霧とか雪とかです)と考えるとよさそう。

鑑定のご予約はこちからかどうぞ。⇒ 算命学臨位 伊藤祇穂

私の算命学に関する思いはこちら。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?