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水曜日の朝、ジンジャーミルクココア

ようやく週の折り返し、水曜日の朝。あったまが痛い! 左側がズキズキ、割れるようだ。えぇい、やってきよったか、片頭痛。

起きた時はよかった。爽やかな天気で、気分も上々。なんてことはない家事を片付けていたら、じわりじわりとヤツが忍び寄ってきた。

食欲はある。ただ頭が痛い。薬を飲んだ。まだ痛い。リモートワークが始まるまでベッドに戻る。くそぅ、読書する予定だったのに。片頭痛め、いまいましい。

とにかく痛くて、寒かった。もしや悪寒か? 横になって大分良くなったものの、まだ痛い。いつもなら薬がすぐ効いてくるのに。

リモートワークまで1時間を切った。よくないと思いつつ、スマホで症状を調べてみると「寒さが頭痛の原因に」というタイトルが目に入る。ああ、きっとコレだ(と思いたい)。

部屋の温度計を見ると、20度を下回っていた。どおりで薄い布団にもぐり込んでいても寒いわけだ。寒くて痛い、最悪な組み合わせだ。

このままじゃ埒があかないと思い、暖房を入れた。加湿器も入れた。途中で投げ出した皿洗いは温水で片付けた。

キッチンに立っていると、不意にバンホーテンココアのミニ缶が目に留まった。ほぼ使われていない新品同様のココア缶。何のために買ったのか、すっかり忘れてしまったけど、飲むなら今だ(たぶん買った時も、ココアが飲みたい気分だったんだろう)。

余談だけど、食欲が失せるくらいの体調不良の時、決まってコンビニで売っているアイスココアが飲みたくなる。ちゅるっといけるゼリーでも、ポカリでもなくて、紙パックのアイスココア。確かあれもバンホーテンだ。

もしかしてココア缶を買った時も、無意識に弱った自分を元気づけたかったのかな。知らんけど。

洗ったばかりの小鍋に小さじ1のココアパウダーと、それより気持ち多めの砂糖を入れて弱火にかける。少量の牛乳を加えて、ペースト状になるまで練る。マグカップ1杯分の牛乳をゆっくり加えて、しょうがチューブも1cmほど投入。

やさしくかき混ぜて、沸騰する前に火を止める。こし器に通しながらマグカップに注いで完成。

部屋の気温が上がるのと比例して、頭痛が和らいできた気がする。単純だなあ、我が頭。出来立てのジンジャーミルクココアを飲むと、口いっぱいにやさしい甘さが広がる。

ほのかに感じるショウガの風味。ちょっとクセのある、スパイシーな隠し味のよさが分かる自分に、大人になったなあと思う。

自分の体をたっぷりと甘やかして、仕事に向かわせるのも、やっぱり大人になった証かな。

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【ミルクココア1人分の材料と作り方】
・バンホーテンココアパウダー 小さじ1
・砂糖 小さじ1強
・牛乳 200ml

① 小鍋にココアと砂糖を入れて弱火にかける
② 少量の牛乳を加えてペースト状になるまで練る
③ 牛乳を加えて沸騰する前に火を止める(この時、しょうがチューブをお好みで加えるとジンジャーミルクココアに)

作り方はバンホーテンココアの公式ページを参考にしています。

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