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チーズとろり。もうひと頑張りするためのフレンチトースト

飽きもせず、毎晩のようにベッドに寝そべって『朝ごはんの献立』(飯島奈美)をパラパラめくっている。

今週は社用のPCがすこぶる重く、仕事が思うように進まなかった。なんてことはない作業にも時間がかかって、成果の割には毎日ヘトヘト。

フレンチトーストのページが、パッと心に止まった。やわらかくて甘そうなフレンチトーストの写真が、見開きで大きく掲載されている。週末の朝食にしたら、ぜいたくな時間が過ごせそう。

しかし、私は決めた。もうひと頑張りするために、金曜の朝、フレンチトーストを作ろう。自分をハッピーにするために食べるなら、きっとこのタイミングしかない。

『朝ごはんの献立』のフレンチトーストは、少しレシピが変わっている。食パン2枚を使って、スライスチーズを挟んで作るのだ。

耳を切った食パンを2枚用意。スライスチーズを挟み、牛乳・卵・砂糖を混ぜた液に両面浸す。火にかけバターを溶かした卵焼き器で両面こんがり焼く。皿にのせ、お好みではちみつをかけたら完成。

すでに目で見て、ご褒美がはじまっている。黄色って、どうしてこんなに幸せな気分にしてくれるんだろう。慎重にナイフを入れてみると、断面からきれいにチーズが見える。たらりとあふれるほどではなかったけど、奮発してスライスチーズを2枚重ねたから、存在感ばっちり。

ただ甘いだけじゃなくて、中のチーズでほんのりしょっぱい。これなら朝ごはんでも十分満足。じゅわっとやわらかい食パンといい、チーズのとろけ具合もいい感じ。

チョコがかかったポテトチップスや、ピザのハワイアンもそうだけど、あえて甘いものとしょっぱいものを組み合わせると、偉大な味が生まれるよね。メインとなる味がより引き立てられて、そのくせ、ときどき引き立て役の味がオアシスのように感じられて。

前回の焼鮭定食のほうが、正直カラダにはよさそうである。けど、金曜の私を元気にするには、このフレンチトーストが効果てきめんでした。

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【材料の覚え書き】※1人分
・食パン(8枚切り) 2枚
・スライスチーズ 2枚(もっとあっても!)
・牛乳 50cc
・卵 1個
・砂糖 小さじ1/2
・バター 適量
・はちみつ 適量


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