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「呪い」の話
前回の投稿で
「現象」と「幻想」を分けるという内容を書いたんですが、それに近い内容を。
「ちゃんと勉強しないといい大学入れないよ!いい大学入れないといい会社に入れないから幸せになれないよ」
こんな事を親から言われた事ありませんか?
これが「呪い」です。
呪いって聞くと、鎌を持った悪魔的な物が背後に取り憑くようなイメージを持つ方が多いと思うんですが、それはあくまで効果を視覚化しただけであって、本質はこれです。
呪いというものは心に仕掛ける時限爆弾のような物なのです。
例えば上の言葉だと
・言われた子供が仮受験に失敗した時
・希望する企業に入社できなかった時
・幸せを感じられなかった時
呪いは発動します。
「ああ、もっと勉強しておけば、全然足りなかった。。。」
という具合に自分を責め苛んでしまいます。
上記の呪いの場合、
大人になるにつれて社会や友達との関わりの中で
・親の言う事が絶対では無い事に気付いたり
・自分の気持ちに折り合いをつける方法
を学んだりして大事に至らない場合が多いとは思うのですが、
そうならないような特殊な場合、数年前の通り魔事件のような悲しい事件に結びついてしまうように思います。
上の例は他人にかける呪いの例ですが
多くの場合、自分で自分にかけてしまうものだと思います。
ある「現象」に対して
・あの時ああしなかったから。。。
・いつもOOと考えているから。。。
などと思い悩む人がいますが、大体の場合その現象に因果関係はありません。
ただ過去の何かが原因になっているという「幻想」を見ているに過ぎません。
ですが、その幻想がだんだん大きくなって、実害としての現象を及ぼす事があります。
最近良くない事が続く(現象)
旧家を勝手にリホームしたから先祖の霊が怒ってるのかも(幻想)(呪い1)
墓参りに行く(現象)
まだ良くないことが続く(現象)
おかしいと思い霊媒師に相談する(現象)(呪い1の効果)
これはこの地で死んだ旧日本兵の霊の仕業だと言われる(幻想)(呪い2)
壺を買わされる(現象)(実害呪い1、2の効果)
最近これによく似たことが知人の家で実際にあり、あまりの事に大爆笑したんですが、実際にあるんです。壺が増えないことを祈ります。
とまあそんな具合に長々と呪いの話を書きましたが、
呪いってのは心にかける時限爆弾のようなものなので、実在します。そして現象と幻想を分けられない人にはまあまあ効きます。
なので無意識に誰かを呪ってしまったり、自分自身を呪ってしまったりしないように生きましょう、って話でした。
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